目次
本書の視座と構成
第1部 自然環境と神祇祭祀(広瀬大忌祭と龍田風神祭の成立と目的;広瀬大忌祭と龍田風神祭の祝詞とその意図;奈良時代の祈雨儀礼;延喜臨時祭式祈雨神祭条の編纂をめぐって;祈雨儀礼の多様化と災害認識―「予防」の観点より)
第2部 雨僧正仁海と請雨経法(日本古代の仏教祈雨儀礼―請雨経法の受容を中心に;仁海の血脈意識と空海の神泉苑請雨説話の成立;請雨経法に用いられる経典について;雨僧正仁海と五龍祭―請雨経法の変容と災害認識;付録 仁海の出自と生年について)
第3部 天文変異と災害認識(日本古代における災因の変遷;日本古代における「理運」の思考;陰陽寮の三合歳算定法;『三合勘分部類』の紹介と翻刻)
日本古代の祈雨儀礼の変遷と災害認識
著者等紹介
山口えり[ヤマグチエリ]
山梨県富士吉田市生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科、第一文学部史学科日本史学専修卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)(早稲田大学)。現在、広島市立大学国際学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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