目次
第1章 弥生文化の起源と東アジア金属器文化
第2章 弥生青銅器の起源と遼寧青銅器文化
第3章 中国外郭圏と弥生文化
第4章 弥生鉄器の起源と燕国
第5章 結論
附編 東アジアにおける金属器資料の調査と研究
著者等紹介
小林青樹[コバヤシセイジ]
1966年群馬県に生まれる。國學院大學文学部史学科卒業。國學院大學大学院文学研究科博士課程後期日本史学専攻満期退学。岡山大学埋蔵文化財調査研究センター助手、國學院大學栃木短期大学専任講師、同助教授、同准教授、同教授を経て、奈良大学文学部文化財学科教授。博士(文学):九州大学大学院人文科学府(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kenitirokikuti
9
図書館にて。講談社『中国の歴史1 神話から歴史へ』(2004)から十五六年。中国等の考古学が進んで、本邦弥生時代の銅戈を大陸新出土の銅器類と比較することが可能になった。佐倉の歴博が弥生時代の年代見直しを行う。過去の定説では、半島から九州北部に伝わり、また半島のそれは前漢が楽浪郡を置いてから伝播したもの、であった(朝鮮総督府の調査)。最新の説では、北方遊牧民の青銅文化とその影響を受けうつ独自性ある遼寧。戦国春秋の燕の東方進出。の2系統あり、また燕から直接列島に来たものも。山海経の、倭は燕に属す、は事実らしい2023/10/21