出版社内容情報
本書は古代史における新しい研究方法を提案し、かつそれに基づく具体的な研究の成果である。すなわち文献史学と考古学・建築史学との研究方法上の融和・結合という新しい研究方法により、古代の都城・平安宮の形成過程とその歴史的背景・意義および影響を解明し、奈良時代から平安時代への移行過程とその実態を通して、平安時代の歴史像の再構築を試みる。
目次
第1章 平安宮内裏の成立過程
第1章付論 平城太上天皇御在所「平城西宮」考
第2章 長岡宮内裏考
第3章 朝政・朝儀の展開
第4章 平安宮草創期の豊楽院
第5章 「外記政」の成立