出版社内容情報
なぜ、先進国で使われている新薬の7割が日本市場には出ていないのか。
なぜ、薬局から後発医薬品が消えたのか――
後発医薬品メーカーの品質不祥事をきっかけに4000品目もの欠品・出荷調整が拡大。
なぜ、日本では創薬ベンチャーが育たないのか――
日本の医薬品市場の魅力を削ぐ危機的状況を作った元凶である、国の薬価抑制策を検証しつつ、
医薬品市場が成長するために必要な薬価制度の在り方を提示する、
医薬品業界関係者&薬局・ドラッグストア関係者&すべての医療関係者必読の1冊!!
内容説明
医薬品危機の論点!医薬品ビジネス復活の処方箋を緊急提案!
目次
第1章 日本から薬が消える日(なぜ薬が手に入らなくなったのか;新たなドラッグ・ラグ;日本で創薬ベンチャーが育たないワケ)
第2章 後発医薬品が消える日(後発医薬品企業の品質不祥事の衝撃;後発医薬品の使用促進・ロードマップ;長期収載品と後発医薬品;原薬の危機)
第3章 薬価制度と流通の課題(薬の値段の決め方;薬価差とは何か?;医薬品卸売の危機)
第4章 魅力を失った医薬品ビジネスを復活させる課題克服策とは何か(なぜ先進国の中で日本だけが、医薬品市場の成長率がマイナスなのか;薬価制度の見直し;有識者検討会議報告書の論点;後発医薬品産業構造見直し検討会の論点)
第5章 日本から薬の光を消さぬために(期待がかかる再生医療等製品の成功;新薬の価値~第三の評価方式;ジェネリック医薬品企業コンソーシアム;世界から学ぶ新たな薬価制度)
著者等紹介
武藤正樹[ムトウマサキ]
社会福祉法人日本医療伝道会衣笠病院グループ理事。1949年、神奈川県川崎市出身。1974年新潟大学医学部卒業、1978年新潟大学大学院医科研究科修了後、国立横浜病院にて外科医師として勤務。同病院在籍中厚生省から1986年~1988年までニューヨーク州立大学家庭医療学科に留学。1990年国立療養所村松病院副院長。1994年国立医療・病院管理研究所医療政策研究部長。1995年国立長野病院副院長。2006年より国際医療福祉大学三田病院副院長・同大学大学院医療経営福祉専攻教授。2023年7月より現職。学術学会としては、日本医療マネジメント学会副理事長、日本ジェネリック医薬品・バイオシミラー学会代表理事など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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