エースの発掘、4番バッターの育て方―プロ野球スカウトマンのメモ

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784827208207
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0034

内容説明

若松勉、尾花高夫、小川淳司、池山隆寛、古田敦也、高津臣吾、宮本慎也、畠山和洋、青木宣親…この選手達は、各球団の争奪戦の末の1位指名ではないんや。なのに、超一流選手になったで。酢買うティン具の神髄ともいえる見抜く“眼”が要るんやな。

目次

第1章 プロ野球選手の見つけ方・誰も知らない選手発掘法
第2章 目に留まった“万馬券選手”たち
第3章 長嶋茂雄と野村克也―間近で接した“ひまわりと月見草”
第4章 スカウティングの糧になったオレの野球人生
第5章 もうひとりの長嶋茂雄

著者等紹介

片岡宏雄[カタオカヒロオ]
1936年大阪府生まれ。立教大学では長嶋茂雄とともに黄金時代を築く。大学卒業後、中日ドラゴンズに入団。国鉄スワローズ・産経新聞社を経てヤクルトスワローズに入社。04年の退社まで、スカウトとして若松勉、尾花高夫、池山隆寛、川崎憲次郎、古田敦也、高津臣吾、岩村明憲、藤井秀悟らを発掘すると同時にスカウト部長、編成部調査役などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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シュラフ

22
片岡宏雄といえば元ヤクルトの名スカウト。ヤクルト黄金期の主力となる若松、尾花、池山、古田、高津、宮本、を発掘した実績がある。だが、失敗したのは掛布と落合。掛布は体がひ弱に見えた、落合は守備に難点あり、ということで指名は見送った。後に大いに反省したとのこと。悔しい思いとしては長嶋一茂のケース。そのずば抜けた体力から"第二の長嶋茂雄"としてドラ1指名。最初の監督の関根は一茂をのびのび育てたが、次の野村は飼い殺し。野村との人間関係によって駄目になったが、そんなこと気にせずに野球に集中すればよかったのに残念と。2016/08/06

katoyann

18
プロ野球球団のヤクルトスワローズで活躍したスカウトマンの手記。宮本慎也や稲葉篤紀といった名球会入りする名選手から尾花高夫、若松勉など往年のスターを獲得する秘訣について語っている。著書でも述べられているようにヤクルトは資金力が不足しているため、アマで有名なスター選手を指名すると断られる可能性がある。そのため指名の重複を避け、万馬券を買うような気持ちで、素材型の選手を探していくスタイルになっていったという。かくして生涯打率3割1分9厘の若松を筆頭に、入団当初は注目されていない選手がスターに育っていった。2024/03/13

じゃんけん

1
他の片岡氏の本と重複するところもあったがサクっと読めた。 暇つぶしには良い。 長島さんは批判を聞かないけど、野村を批判する人は結構多いな~2014/12/23

よっしー

0
★★★昔の野球の話、今になって合点がいくこともある。懐かしい選手の内実もよかった。2014/12/12

owawamure

0
獲得した選手の豪華さに驚く。長嶋の後輩ということで、大学時代の長嶋の姿(歌のエピソードとてもいい)を知ることもできる。2014/07/01

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