内容説明
価値を誰に、どのように提供し対価を得るのか。価値を向上させ、拡大するビジョンを描けているか。「好き」を仕事にしたい人の考えが、深まる。読めばわかる業界の現状と課題、発展のヒント。
目次
スポーツの価値をどうお金に換えるのか?
日本のスポーツ業界の現状を把握する
スポーツが社会にもたらすインパクト
スポーツビジネスのしくみを知る(プロスポーツ編;その他編)
業界に求められる人材と仕事の見つけ方
著者等紹介
河島徳基[カワシマノリモト]
学習院大学経済学部卒業後、アメリカ・ウィスコンシン州のUniversity of Wisconsin La Crossのスポーツ科学大学院へ。ストレングス&コンディショニングコーチになるための科目を専攻。カリフォルニア州のThe Riekes Centerにてアスリートにトレーニングを教える仕事に従事後、帰国。パーソナルトレーナーの仕事を経て、阪神タイガースで通訳や営業の仕事に携わる。2005年にスポーツ業界に特化した、人材紹介の会社「RIGHT STUFF」を設立。現在、同社の取締役を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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柔
21
「スポーツで飯は食えない」日本での大方の見方はこうである。その為にスポーツの価値を高める。体育という授業で運動の必要性は証明されているのだ。1人のアスリートを競技ことに奪い合っている状況から複数やらせれば、競技人口を増やすことができる。新しい視点だった。また日本はスポーツを観る文化が発展していない。ここも大切だと考える。素人でも楽しめる。競技を引退した人が競技のファンに戻ってくる。成人からでも始められるハードルを下げる。オリンピックが来年に迫り、スポーツ熱は高まる。このチャンスを無駄にしてはいけない。2019/04/17
帯長襷
3
スポーツ業界を歩くというより、スポーツ業界がもたらしている価値とは何かを、関わる人は考えて動けというメッセージかな。上っ面ではない内容で良かった。特にすほに顕著に表れているだけで、どこの業界でも共通する問題もある。また、観るスポーツが日本で普及していないことに繋がるが、「ビジネス」としてスポーツを捉えられていない、根性や精神性ばかりを掲げ過ぎてきたことに皆が気付く機会にもなると思う。さて、オリンピックはどうなるか。2020/08/21
学楽生喜(がくらくせいき)
1
タイトルに偽りはありません。サブタイトルは本物です。「スポーツの力を信じる人への、スポーツ業界の歩き方」が書かれています。しかしそれだけではありません。「ただ思いだけではダメ。自分は何をしたいのか、何が出来るのかを明確にすべき」というメッセージはあらゆる業界を目指す人に通じるものだと思いました。著者の描く「2030年のスポーツタウン」が実現するとき、日本の未来は明るいと思います。2013/09/03
本澤
0
スポーツ業界の構造を大枠で捉えるのに良い本。スポーツ業界で求められる人材については、どこの業界でも共通して重要なポイントが触れられているように感じた。しかし誤字が多すぎでは。2017/01/02
しも
0
ビジネスとしてのスポーツとは。スポーツの世界で働きたいと漠然と思っていたがこの本を読んで改めて強く思った。スポーツの価値とはなにか、自分がスポーツ業界に入って何がしたいのか。そして何ができるのか。この疑問に対する答えを自分のなかでしっかり出すこと。そして問題を解決できる力が必要。そのためのキャリアプランを考えていこうと思った。2016/03/19