内容説明
職業による給料格差とそのカラクリ。あなたの給料が理不尽なほど低い本当の理由。
目次
第1章 なぜ給料は“仕事の成果”で決まらないのか
第2章 中小企業社員は優秀でも、大企業社員には勝てない(企業格差→理不尽度30%)
第3章 20代は優秀でも、50代には勝てない(年齢・役職格差→理不尽度40%)
第4章 看護師は優秀でも、医者には勝てない(職種格差→理不尽度50%)
第5章 オンナは優秀でも、オトコには勝てない(男女格差→理不尽度60%)
第6章 派遣社員は優秀でも、正社員には勝てない(雇用格差→理不尽度70%)
第7章 サラリーマンは優秀でも、公務員には勝てない(官民格差→理不尽度90%)
著者等紹介
山口俊一[ヤマグチシュンイチ]
(株)新経営サービス取締役/人事戦略研究所所長。人事・賃金制度コンサルタントとして活躍中。特に中堅企業への指導実績は豊富(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ふぇるけん
5
年齢による格差、職種による格差、性別による格差、など給料というのは決して能力や成果にマッチしたものではない。規制に守られている業界や公務員などはまだまだ公平とは言えない高給をもらっているようだ。とはいえ、自分の給料は能力に対して適正だ、とも言えないし、給料はなかなか表に見えないところなので検証が難しい。公認会計士が多すぎて職が見つからないという事実はちょっと驚いた。2012/07/12
東雲時雨
3
「公務員と民間企業」、「大企業と中小企業」、「中高年と若手」、「男女」、「文系と理系」など多彩な視点で賃金実態を分析はしているモノのタイトルに見合った「コレは理不尽」と思える部分は想像よりも少ない印象でした。 明確にいえばやはり「公務員と民間企業」と未だ残る年功序列・学歴による賃金格差ぐらい。 この理不尽からどうしたいとかいう考察などはないので、そういった意味では本当に「理不尽」という実態を認識するところでとどまってしまっているのが残念なところ。2012/02/15
kit45104
2
サラリーマンなら誰しも比較してみたくなるもの、それは給料です。 学歴で比べ、同僚と比べ、他社と比べ、職種で比べ、官民で比べ、自分の方が上だったら満足を感じ、下だったら理不尽を感じる。 多くのサラリーマンは、やはり理不尽を感じるほうが多いのではないでしょうか。 実際、給料は理不尽なものなのです。これを読むと、その理不尽さがデータ付きでわかります。2012/10/03
いえのぶ
2
企業の規模や官民の違いなどで、同じ仕事をしているにも関わらず給与に差がある。合理的な説明がつきにくい理不尽な給与差についてどうしてそうなるのかを解説している。この本を読んだからといって、今の給与が高くなるわけではない。この本を読んで、理不尽に給与の高い職に就くという使い方もある。しかし、理不尽な状態は現在のもの。修正していきたいというあとがきに同感。2012/03/10
チームうさぎ
2
新卒の学生などが読むと、就職の役に立つ。社会人ならば、今の会社や業界の事を再度考えるよい機会を与えてくれる本です。2012/02/10