内容説明
Jリーグ初期のヴェルディ川崎やブラジルの名門コリンチャンス、サンパウロなどで栄冠を掴んできた名将の「勝利の哲学」―。シンプルに、常に「勝つため」の決断を下す。類い希なる観察眼と包容力でメンバーの信頼を勝ち取り、柏レイソルに勝利の文化を植えつけた名将のリーダー論とは。
目次
序章 ネルシーニョが柏に植えつけた「VITORIA」
第1章 毎日変わらぬ対応を繰り返し、選手の信頼を得る
第2章 すべての選手を観察し、チャンスを与える。競争原理を意識させる
第3章 選手のモチベーションをコントロールする
第4章 コーチ陣に権限を与え役割分担を明確にする
第5章 グラウンド外で下す決断も指揮官の仕事のひとつ
第6章 選手との絶妙な距離感を保ちプロ意識を醸成する
第7章 “見られている存在”ということを常に意識して
第8章 連敗しないためには変わらない準備をすること
第9章 若手、ベテラン、外国人、すべての選手が成長する理由
第10章 フロントとの良好な関係が何よりも欠かせない
第11章 あきらめない気持ちが続く“勝利の文化”とは何か
第12章 すべては勝利のために
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
焼きそばん
4
一時は日本代表監督に名前が挙がり、その後も率いたチームでよい成果を出し続ける日本で仕事をしてくれる名将の一人の考え方を知りたくて読みました。この本は、各章のタイトルが秀逸で第一章毎日変わらぬ対応を繰り返し、選手の信頼を得るなどポイントが記載され、それに関するエピソードが展開される構成でとても読みやすいです。勿論、ネルシーニョの人としての素晴らしさがあるからですが。2017/05/24
ロマンスカー大爆破
4
ネルシーニョの哲学が学べる。やっぱサッカー監督の本っておもしろいわ。サッカーの話とマネジメントの話、両方読めるもんね。それでいて監督本人のドキュメントである場合もある。何倍おいしいんだよ。2014/12/12
SU
3
期待が大きかったせいか、今一つな感じをうけました。2013/11/25
ズカ
2
柏が強くなったのは良い監督が来て、良い外国人補強、ベテランと若手の融合が上手く行ったというイメージでした。これを読んだ後では、それだけじゃなくコーチ、スタッフも含めてそれぞれの役割に責任を持って全力で取り組んだ結果だったという印象でした。J2にいた経験を生かした上で、J1でタイトル獲ったことを踏まえれば本書の現実味が増します。2012/07/18
ゆきまさくん
1
ネルシーニョ監督、再び。久しぶりに再読。 本田圭佑を見出した名将が、柏レイソルに植え付けた勝利の哲学。 かつてネルシーニョはこのチームを勝つ組織に変えたが、そのマジックによって、また柏を変えることができるのか。 そして井原正巳ヘッドコーチも再び。2018/12/13
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