内容説明
ポスト・マルクス研究会に集って、「資本主義」システムに対する批判とさまざまな対案について論じた諸論文を集めたもの。
目次
第1章 マルクス経済学方法論史における「源流」と「下流」の連関構造について―マルクス→ヒルファディング、ローザ・ルクセンブルク、ブハーリン
第2章 オットー・バウアーとSP¨Oリンツ網領―オーストロ・マルクス主義の再評価に向けて
第3章 ゲゼルとアナーキズム思想―経済改革論と「国家の漸進的解体」論との関連を中心に
第4章 ヴァイマル共和国後期におけるヒルファディングの社会国家論
第5章 カール・レンナーの「遺書」をめぐって
第6章 ルードルフ・ヒルファーディングの終戦・戦後体制論(一九四〇年一月)
第7章 前期的資本の理論とナチズム―「大塚史学」の思想構造
第8章 経済学と革命―宇野弘蔵におけるレーニン
第9章 アンソニー・ギデンズの「史的唯物論の現代的批判」
第10章 ミセレナス