内容説明
本巻には、著者の竹久夢二に関する文章のみを収録した。著者の竹久夢二についての著作は、『竹久夢二』『郷愁論・竹久夢二の世界』『わが夢二』『夢二とその時代』『夢二は旅人・未来に生きる詩人画家』の五冊が数えられる。この五冊に収録されなかった文章も多く見受けられるが、本巻には以上の単行本に収録された主要論考から選択した。
目次
1 竹久夢二(ノスタルジアとユートピア;抒情の世界;異説・夢二論)
2 郷愁論(画集『春の巻』;芝居絵;孤独と郷愁 ほか)
3 夢二とその時代(野口雨情;エロシェンコと夢二;大正の惑星 ほか)
著者等紹介
秋山清[アキヤマキヨシ]
1904年(明治37)4月、福岡県北九州市に生まれる。小倉中学を経て日本大学中退。24年(大正13)アナキズム詩誌『詩戦行』などに参加。30年(昭和5)小野十三郎と『弾道』を創刊。46年(昭和21)金子光晴、岡本潤らと『コスモス』を創刊。戦時下の作品を集めた詩集『白い花』は日本現代詩の抵抗の表現として高く評価される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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