内容説明
知的財産権を巡る司法制度の改革はめまぐるしいものがあります。中でも、憲法で保障されている「裁判の公開」と不正競争防止で規定している「営業秘密」については、平成2年の不正競争防止法の改正以来、監修者がずっと研究されてきたテーマでもあります。本書は、平成16年法律第120号による特許法等の改正を詳細に解説するとともに、平成17年に公布された「不正競争防止法等の一部を改正する法律」(平成17年法律第75号)による改正を付加した改訂版です。
目次
第1章 総論(改正法の背景事情、概要;知的財産高等裁判所の設置 ほか)
第2章 書類提出義務の有無に関するインカメラ審理にかかる手続きの整備(特許法105条3項の立法の経緯・趣旨;改正特許法105条3項の解釈)
第3章 秘密保持命令(立法の経緯・趣旨;営業秘密と裁判手続き ほか)
第4章 公開停止(立法の経緯・趣旨;憲法82条との関係 ほか)
第5章 罰則(秘密保持命令違反の罪;両罰規定)
資料
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