内容説明
本書は、昭和61年9月に実施された「職務発明制度の実態に関するアンケート調査」をもとに作成された。職務発明の歴史と解釈から始まり、企業等の規程に明示された補償金額や実績としての補償金額の実態を定量的に把握し、解析を加えた。また、共同開発における職務発明の取り扱い、国内優先制度による出願等を含む職務発明の取り扱いや提案制度・表彰制度もふれ、さらにあらたな規程を作成したり、既存の規程を改訂するに際して参考となるガイドラインや資料・付録も盛り込んだ。
目次
1 職務発明の歴史(提案制度の萌芽;提案制度の普及;提案制度と職務発明制度)
2 職務発明の解釈(わが国における職務発明制度の変遷;職務発明の基本的理念;特許法第35条の解釈)
3 職務発明の実態(実態調査について;企業における職務発明の取り扱い;共同開発における職務発明の取り扱い;国公立・公社等研究機関、大学における職務発明の取り扱い)
4 提案制度、表彰制度
5 職務発明規程策定と補償金額算定のためのガイドライン(職務発明規程の策定;補償金額の算定;運用事例―オレイス工業(株)の場合)
6 付録
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- 和書
- 生協のあるべき姿を考える