内容説明
工業所有権研究者必読の書!F.K.バイヤー教授の記念碑的論文を収録。西独のマックス・プランク知的所有権法研究所は、世界の知的所有権研究のかなめとしての役割を果たしている。同研究所の所長であるフリードリヒ・カール・バイヤー教授は数多くの研究論文を発表し、それらはすべて世界の知的所有権法研究にとっての金字塔として輝いている。本書は、その中から工業所有権法理論の展開として位置づけられている記念碑的論文を収録したものである。
目次
第1章 工業所有権制度の基調(パリ同盟条約の100年―過去・現在・将来におけるその役割)
第2章 法解釈の基礎理論(発明高度性の要件の歴史的発展について)
第3章 発展途上国への技術移転(発展途上国における特許保護―主要問題とその解決の可能性)
第4章 ヨーロッパにおける特許権の保護と限界(1 ヨーロッパにおける特許権取得の可能性;2 ヨーロッパ共同体独占禁止法における最近の発展)
第5章 ヨーロッパにおける商号・商標の保護(1 ドイツにおける外国商号の保護;2 ヨーロッパ共同体商標への道程において―将来のヨーロッパ共同体商標法の中心思想と特質)