内容説明
獣医倫理学の第一人者が100を超える事例を挙げて解説。動物に対する責務と、クライアント、同僚、社会からの要求が衝突するとき、獣医師はいかに行動すべきなのか?動物の権利と福祉への関心が急速に高まるなか、ますます複雑になってきた獣医師の役割について詳説する。臨床獣医師、獣医学生はもちろん、動物看護師、畜産関係者、ペットの飼い主、動物福祉に関心のあるすべての人々に必読の書。
目次
1 理論(社会的、個人的、職業的倫理;倫理1と倫理2;獣医療の倫理的方向性;倫理的意思決定のしくみ;倫理理論の性質 ほか)
2 事例(眼の扁平上皮癌に冒された母牛;羊農場における低水準の飼養管理;子猫の骨折の固定;農家が違法な成長促進剤を使う;BVD感染牛を売却したクライアント ほか)
著者等紹介
ローリン,バーナード[ローリン,バーナード][Rollin,Bernard E.]
コロラド州立大学の哲学、動物科学、および生物医科学教授。同大学において世界最初の動物倫理と獣医倫理の講座を創設。動物実験代替法に関する業績でヘンリー・スピラ賞を受賞するなど、動物の権利、意識についての研究で高い評価を受けている
竹内和世[タケウチカズヨ]
1941年神奈川県生まれ。東京外国語大学スペイン語科卒業後、社団法人ラテン・アメリカ協会研究部勤務を経て翻訳家
浜名克己[ハマナカツミ]
1941年大阪市生まれ。東京大学農学部獣医学科卒業後、大学院進学。東京大学助手、宮崎大学助教授、鹿児島大学教授を経て、名誉教授。その間、ワシントン州立大学研究員、カンサス州立大学・カリフォルニア大学・ザンビア大学の客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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sho_kotsu
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