内容説明
集団精神療法の研究・実践に必携の名著。アクションによってイメージを演じることの重要性を説き、集団に備わる治療的力動に最初に着目したモレノ。その独創的な発想がどのようにして生まれたかを知り、サイコドラマの原点となる思想を再確認できる基本文献待望の邦訳。
目次
第1節 サイコドラマの揺籃期
第2節 治療的演劇
第3節 創造的革命
第4節 自発性の原理
第5節 役割理論と役割実践
第6節 サイコドラマ
著者等紹介
モレノ,ジェイコブ・レヴィ[モレノ,ジェイコブレヴィ][Moreno,Jacob Levy]
1889年、ルーマニアに生まれる。1917年、ウィーン大学で医学の学位を取得。1922年にウィーンに創設した即興劇場が心理劇の始まりとなる。1928年、アメリカに移住して開業。1934年、主著『Who shall survive?』を出版して以後、雑誌「Sociometry」を創刊(1937)、ニューヨークに心理劇の劇場とソシオメトリーの研究所を設立(1942)するなど、心理劇による集団精神療法の技法確立、発展に力を注ぎ、国際集団精神療法学会の初代会長を務める。1974年、ニューヨークの自宅で没
増野肇[マシノハジメ]
千葉大学文理学部英米文学科、東京慈恵会医科大学卒業。栃木県精神衛生センター所長、宇都宮大学教授、日本女子大学教授を経て、ルーテル学院大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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