目次
1 対人恐怖症(または赤面恐怖)とその治し方
2 赤面恐怖の治験例
3 治りにくくとも、つまりは治る赤面恐怖
4 思いがけなく完全に治った重症の対人恐怖
5 対人恐怖で治癒困難なものの例
6 ある女に対して恥かしい男(対人恐怖)の診察
7 エロ行為の自責苦悶
8 対人恐怖の診察
9 腋臭恐怖患者の日記
10 対人恐怖入院患者の日記から
11 涜神恐怖と赤面恐怖=通信治療の例
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くま
1
改めて読んでみると、日記とか手紙のツッコミどころ(森田療法的な)が分かるようになってて、これまで得たものの答え合わせをしているような気分で読めた。いろんな療法とか薬があるけど、いろいろ試してみたけどどうしてもダメ、っていう人には読んでもらいたい一冊。自分と同じ人がこんなにたくさんいたんだ、っていう気づきを得られると思います。2014/11/03
束子
1
病的だと思い、神経質になるから余計ひどくなる。すこしすっきりした。 人に相談事ができないのはやっぱり、自分を身の丈以上に見せたいからなのかなあ…。2011/12/25
頭が悪い
0
自分と向き合うこと 自然に任せること2015/10/28
ennnyo
0
具体例が多くて非常に分かりやすかった。当事者の心の動きが日記という形で表されている。身近に対人恐怖症の人がいる人は読んでみると良いと思う。 2012/09/20
くま
0
入院治療の中の日記指導を中心に構成されている。通常の事例紹介とは違って、患者自身の日記に対して森田先生が指導をするという形で、神経症の経過がすごくよく分かる。物語を読むような感じで、読みやすく面白い。森田先生の話は禅問答みたいでかなり難しいけど、生活の中で実践してこそなんで、本だけではその本当のところは分からないかな、というところ。2012/08/30