出版社内容情報
カビ・キノコ・酵母・地衣類…ちっぽけで地味なのに、
地球や文明を動かすほど強力な生き物!
・キノコを栽培して食料にするアリがいる
・世界一大きな生物は菌類(フットボールコート1665面分に広がる菌糸)
・森の木々はキノコの菌糸を通して会話している
・菌類は植物にとっての「腸内細菌」で、農業にも重要
・たった1種類のカビが原因で北米の栗は絶滅した
・ビール酵母とパン酵母は「家畜」になった菌類
菌類の分類から、植物や昆虫との共生、農業や発酵など人類との関わり、病原体としての脅威、新素材や新食品開発などの菌類テクノロジーまで、キノコ・カビ・酵母のあらゆるトピック総まくり。
面白雑学満載で楽しく読めてためになる、ありそうでなかった一般向けの「菌類入門書」!
:::::::::本書への賛辞:::::::::
「見えていないだけで、菌類はそこら中にいる。森や農地、食べ物や薬の中にも――さらには私たちの家や体にまで。(……)菌類がいかに私たちの暮らしを豊かにし(時折、脅かし)ているかを鮮やかに描いた素晴らしい本」
――ペーター・ヴォールレーベン『樹木たちの知られざる生活』著者
「アマチュア菌類学者の参考書として、これ以上の情報源はない。網羅的で正確、それでいて魅惑的な本」
――ユージニア・ボーン『マイコフィリア』著者
内容説明
すこぶる面白く、ためになる。菌類大全!カビ・キノコ・酵母・地衣類…ちっぽけで地味なのに、地球や文明を動かすほど強力な生き物!
目次
イントロダクション ダストの中の多様性
第1部 隠れた世界(コロニーの中の生活…菌類の進化;ともに生きる生物…相利共生から寄生、生物学的侵入まで)
第2部 菌の惑星(森…木を見て菌を見る;農業…世界で七番目に古い職業と菌類;発酵…食品、飲料、堆肥;秘密のすみか…菌類と屋内環境;ホロビオント…マイコバイオームとヒトの体)
第3部 菌糸革命(マイコテクノロジー…菌類のある暮らし;高度一万メートル…菌類と地球の持続可能性)
著者等紹介
サイファート,キース[サイファート,キース] [Seifert,Keith]
カールトン大学教授。40年以上にわたり、五大陸を股にかけ菌類を研究してきた。カナダ農業・農産食料省研究所では長年、農場や森林、食品の中の菌類について、また、屋内のマイコトキシンの抑制、菌類が原因の動植物の病気を研究してきた。International Mycological Associationの会長、Mycologia誌の編集長なども務めた。カナダ、オタワ在住
熊谷玲美[クマガイレミ]
東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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