菌類の隠れた王国―森・家・人体に広がるミクロのネットワーク

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菌類の隠れた王国―森・家・人体に広がるミクロのネットワーク

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  • サイズ 46判/ページ数 352p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784826902601
  • NDC分類 474.7
  • Cコード C0045

出版社内容情報

カビ・キノコ・酵母・地衣類…ちっぽけで地味なのに、
地球や文明を動かすほど強力な生き物!

 ・キノコを栽培して食料にするアリがいる
 ・世界一大きな生物は菌類(フットボールコート1665面分に広がる菌糸)
 ・森の木々はキノコの菌糸を通して会話している
 ・菌類は植物にとっての「腸内細菌」で、農業にも重要
 ・たった1種類のカビが原因で北米の栗は絶滅した
 ・ビール酵母とパン酵母は「家畜」になった菌類

菌類の分類から、植物や昆虫との共生、農業や発酵など人類との関わり、病原体としての脅威、新素材や新食品開発などの菌類テクノロジーまで、キノコ・カビ・酵母のあらゆるトピック総まくり。
面白雑学満載で楽しく読めてためになる、ありそうでなかった一般向けの「菌類入門書」!

:::::::::本書への賛辞:::::::::

「見えていないだけで、菌類はそこら中にいる。森や農地、食べ物や薬の中にも――さらには私たちの家や体にまで。(……)菌類がいかに私たちの暮らしを豊かにし(時折、脅かし)ているかを鮮やかに描いた素晴らしい本」
――ペーター・ヴォールレーベン『樹木たちの知られざる生活』著者

「アマチュア菌類学者の参考書として、これ以上の情報源はない。網羅的で正確、それでいて魅惑的な本」
――ユージニア・ボーン『マイコフィリア』著者

内容説明

すこぶる面白く、ためになる。菌類大全!カビ・キノコ・酵母・地衣類…ちっぽけで地味なのに、地球や文明を動かすほど強力な生き物!

目次

イントロダクション ダストの中の多様性
第1部 隠れた世界(コロニーの中の生活…菌類の進化;ともに生きる生物…相利共生から寄生、生物学的侵入まで)
第2部 菌の惑星(森…木を見て菌を見る;農業…世界で七番目に古い職業と菌類;発酵…食品、飲料、堆肥;秘密のすみか…菌類と屋内環境;ホロビオント…マイコバイオームとヒトの体)
第3部 菌糸革命(マイコテクノロジー…菌類のある暮らし;高度一万メートル…菌類と地球の持続可能性)

著者等紹介

サイファート,キース[サイファート,キース] [Seifert,Keith]
カールトン大学教授。40年以上にわたり、五大陸を股にかけ菌類を研究してきた。カナダ農業・農産食料省研究所では長年、農場や森林、食品の中の菌類について、また、屋内のマイコトキシンの抑制、菌類が原因の動植物の病気を研究してきた。International Mycological Associationの会長、Mycologia誌の編集長なども務めた。カナダ、オタワ在住

熊谷玲美[クマガイレミ]
東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

びぃごろ

15
蘚苔類同様、新たに出版された菌類の本は読まねば。序文で現在の地質時代を「人新世」と人類の時代と呼ぶのが一般的だが、むしろ「菌類世」と認識すべきと示す。次に生態系の章で、世界最大の生物は8650歳、重さ35000tのオニナラタケのクローンであると紹介(アメリカヤマナラシも地下の巨大な根でバチカン市国と同じ広さで47000本に繋がる同一の木がある)木は一つの生物種の細胞から作られた個体に見えるが、その表面や体内に存在する微生物の集合(内生菌、菌根菌、着生菌、根圏菌、病原菌)の生物種の集合体である。人もそうよ。2024/09/05

海星梨

9
メモしながら読んでたらすごく時間がかかった。日本では今年発売の菌類の一般向け。しかも総論的内容と、菌類の全てをざっくりわかる良書。だけど内容は浅くなくしっかり充実。内生菌というのは初めて知ってテンションあがる。医療系の話題になるとテンション下がる。その中でも、植物の花が咲く時期に寄生・共生菌も胞子を飛ばすので、春の季節性アレルギーの犯人はそっちかもよ、と。アレルギー検査でほとんど引っかからなかった経験があるので、それかーと。最近、ようやく抗真菌剤を飲んで爪水虫治しました。2024/12/24

belier

2
菌類の幅広い世界をカバーしている。興味深く読めたパートとなかなか頭に入ってこなかったパートと差が大きかった。後者の理由の一つは、菌類の名前はむずかしい漢字かラテン名をそのままカタカナになったものが多く、まず字面から読みにくかった点だと思う。読み手がこれを解消するには、この分野の本をさらに読んで、言葉を頭に馴染ませるのがいいのだろう。いちばん興味深く読んだのは醗酵の話。屋内の菌類の話では、住んでる環境が心配になった。2024/11/29

takao

2
ふむ2024/11/27

Teo

2
著者キース・サイファートはカナダの著名な菌類学者、らしい。残念ながら私は生物畑の人間ではあっても菌類畑の人間ではないので知らない。逆に菌類畑の人間ではないからこそ、この著名な菌類学者が一般向けに書いた本を勝ったのだ。一般向けだと学術的には色々つまらない点もあるが、発酵の所は一般向だからこそ興味を惹く部分があった。何しろこれを読むまで私はチョコレートが発酵食品とは知らなかったのだから。そして発酵は一歩間違えると毒になると言うのもしみじみと知る。2024/08/08

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