内容説明
クォークからニュートリノ、ヒッグス粒子までブロックに置き換えると、素粒子物理学はこんなに簡単!NHKラジオ「子ども科学電話相談」のわかりやすい解説で大人気藤田貢崇教授による翻訳。
目次
1 基本ブロックと組み立て方のルール
2 宇宙を組み立てる
3 電磁気とQED
4 強い力とQCD
5 弱い力と対称性の破れ
6 破れた対称性と質量
7 ゴースト問題
8 対称性からの逸脱
9 未来
著者等紹介
スティル,ベン[スティル,ベン] [Still,Ben]
ロンドン大学クイーン・メアリー校名誉フェロー。研究のかたわら、物理学を広く伝えるための新しい手法に力を入れている。アーティストやデザイナー、イラストレーターとコラボし、斬新な見せ方で複雑な物理学の研究トピックスを説明している
藤田貢崇[フジタミツタカ]
法政大学経済学部教授。科学誌natureの翻訳者。科学を専門としない人たちに科学を正しく、わかりやすく伝えるための方法や、科学ジャーナリズムの研究を行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yooou
5
☆☆☆★★ 絵がブロックなだけで普通に難しかった・・・・。というか寧ろややこしくなってる気がする。2021/01/24
乱読家 護る会支持!
2
ブロックを使って、素粒子のふるまいを説明しようとする試み。 ページを数ページめくると、すぐにクウォークとレプトンの説明がサラッと入るので、基本的な量子力学の概念ななんとなくわかっていないと、なんのこっちゃか分からないと思います。 現代物理学の入門書というよりは、大学で物理学を専攻している学生さんが、素粒子が分からなくて「落ちこぼれ」にならないために、ブロックを使ってわかりやすくした本というイメージ。 素粒子は、量子であるので、粒子として説明するブロックでは、ある段階で学生さんは落ちこぼれるのでは? 2021/04/29
azu3
1
私のような素人には難しいが、興味のある高校生くらいなら、読めるかも。2020/11/01
よっす
0
一般向けの素粒子物理学の本。難解な内容をブロックを使って分かりやすくというコンセプトはよいと思った。素粒子物理学の世界をカラフルなイラストと共にざっと俯瞰できるので、この分野に漠然と興味がある人にはよいかも。ただ元が難解な内容なので、概要的または表面的な記述に終始しがちになっていて腹落ちしにくいとは思う。さらに興味を持った人は、ここから専門書に向かう形ですかね。2022/10/25
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