進化の意外な順序―感情、意識、創造性と文化の起源

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進化の意外な順序―感情、意識、創造性と文化の起源

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  • サイズ B6判/ページ数 349p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784826902076
  • NDC分類 491.371
  • Cコード C0040

内容説明

脳と心の理解を主導してきた世界的神経科学者がその理論をさらに深化させ、文化の誕生に至る進化を読み解く独創的な論考。

目次

第1部 生命活動とその調節(ホメオスタシス)(人間の本性;比類なき領域;ホメオスタシス;単細胞生物から神経系と心へ;文化的な心の構築)
第2部 文化的な心の構築(心の起源;拡張する心;アフェクト;感情の構築;意識)
第3部 文化的な心の働き(文化について;医学、不死、そしてアルゴリズム;人間の本性の今;進化の意外な順序)

著者等紹介

ダマシオ,アントニオ[ダマシオ,アントニオ] [Damasio,Antonio]
神経科学者・神経科医。南カリフォルニア大学教授。同校の脳・創造性研究所所長。1944年、リスボン生まれ。国際的に活躍する現代神経科学の第一人者。著書は数十カ国語に翻訳され、ベストセラーになっている。米国医学アカデミー会員およびアメリカ芸術科学アカデミー会員。グロマイヤー賞、本田賞ほか多数の賞を受賞

高橋洋[タカハシヒロシ]
翻訳家。同志社大学文学部文化学科卒(哲学及び倫理学専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

147
ホメオスタシス。生命の状態を維持安定させるための仕組み。これが感情を生み出し知性に働きかけている。知性は脳の専売特許ではない。純粋な知的活動も多くは感情の影響を受けており、それは霊長類どころか遥かに古来の生命にも由来する。感情は脳以外の身体にも関連し、腸などの臓器の影響も受けている。ただこの本、ちょっと読みにくかったし、実例をもう少し詳しく書いてほしかった。2019/04/03

やいっち

88
アルゴリズム万能主義の世にあって、その危うさをダマシオは説く。人間(生き物)は、中枢神経系に象徴される知能のみで生きているわけではない。内臓や皮膚も含めた肉体全体という、総合的な存在。その存在感は、我々が感情という、アルゴリズムの範疇には(当面、あるいは相当研究が進むまでは)入りきれていない、曖昧だけど極めて生き物にとって大切なサバイバル機能が考慮されていない。ロボットには、アルゴリズムの能力を高めても、感情モドキが加わってくるのは可能性として乏しい。2019/03/23

テツ

22
感情。意識。人間が今この瞬間に至るためには必要不可欠であったであろうそれらの起源について生物学的に解説してくれている。ホメオスタシスが全ての鍵となる。生命を維持するために効率の良いメカニズムを模索していき視覚や聴覚などで得た情報を自らの内側で再構築していくうちに、それらに付随するように意識が生まれていく。日々の生活で感情とか意識とかに振り回されがちだとそれらについてネガティブなイメージを抱いてしまうけれど、人間にとって必要だから生まれ、必要だから所有しているモノだと思うと考え方も変わりますね。2020/03/09

evifrei

14
生物のホメオスタシス(恒常性)を意識の発端と捉え、危険を回避するために身をすくませることや、危険にさらされた際に生じる恐怖・痛覚が感情の起源であるとする。また、ネガティブな経験により刻まれた記憶が現在の恐怖として知覚されることには、未来の危機予測に寄与する意味を持つとされる。例えば、火傷をした子供が火を怖がることは、過去に火により苦痛を受けた事を現在の恐怖として知覚し、それにより将来再び熱傷を受けることを回避しているといえる事などが想起できるが、具体例を考えながら読むことで著者の主張も解りやすく読めた。2020/03/11

Hiroo Shimoda

14
感情は大脳が結果として生んだものではなく、恒常性から必然的に生まれてきたもの。いわば余剰ではなく必須。感情的になることも生きていくには大事か。2019/09/19

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