内容説明
米やパンなどの主食、コーヒー、綿など、人間の衣食と経済を支え、文明発祥からアラブの春まで歴史に影響を及ぼしてきた種子。種子毒を使った暗殺事件や種子銀行など、人間との多彩な関わりを紹介しながら種子の進化の謎に迫る。
目次
タネは養う(一日一粒のタネ;生命の糧;ナッツを食べたいときもある)
タネは結びつける(イワヒバは知っている;メンデルの胞子)
タネは耐える(メトセラのような長寿;種子銀行)
タネは身を守る(かじる者とかじられる者;香辛料という富;活力を生む豆;傘殺人事件)
タネは旅する(誘惑する果実;風と波と;種子の未来)
著者等紹介
ハンソン,ソーア[ハンソン,ソーア] [Hanson,Thor]
保全生物学者。科学ジャーナリスト。グッゲンハイム財団フェロー、スウィッツァー財団環境研究フェロー。ワシントン州にある島で、妻と息子と暮らしている。『羽』(白揚社)は、優れた科学書に贈られる「AAAS(アメリカ科学振興会)Subaruサイエンスブックス&フィルム賞」や、アメリカ自然史博物館の「ジョン・バロウズ賞」などを受賞。『種子』は2016年度にファイ・ベータ・カッパ(全米優等学生友愛会)科学図書賞を受賞した
黒沢令子[クロサワレイコ]
鳥類生態学研究者、翻訳者。地球環境学博士。NPO法人バードリサーチで野外鳥類調査の傍ら、翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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