内容説明
進化と行動生態学の視点から読み解く配偶システム、性行動、つがい外交尾、オーガズム、同性愛、etc.常識を覆す動物の性行動の数々。
目次
はじめに 頭がないことを頌えて
1 性にまつわるステレオタイプをつくる偏見と思い込み(死んだ海鳥を「ブラザー」と呼ぶのは…;代替のステレオタイプ―エコフェミニズム版「動物神話」;母親の自己犠牲に代表される不自然な行為;DNAと結婚の意味;精子の世話と管理)
2 不自然な神話(性と“自然の階梯”―あるいは溝の中の蠕虫;ボノボ―新千年紀のイルカたち;アルファチキン)
3 ヒトの性淘汰への視点(サッカー、適応の産物、オーガズム;聖俗論争=神の恵みかただの細胞か;性行為じゃない、ただ会っていると楽しいんだ;ハタネズミは数学ができるか)
結論 不自然な境界線
著者等紹介
ズック,マーリーン[ズック,マーリーン][Zuk,Marlene]
カリフォルニア大学サンタバーバラ校で生物学を学び、ミシガン大学でコオロギの行動と寄生者について研究して1986年に動物学博士号取得。ミシガン時代の指導教官ウィリアム・ハミルトンと1982年に発表した「ハミルトン‐ズックのパラサイト仮説」で知られる。現在、カリフォルニア大学リバーサイド校(UCR)自然科学農学部教授。専門は行動生態学
佐藤恵子[サトウケイコ]
1956年生まれ。東京大学薬学部卒業。同大学院比較文学比較文化専門課程、博士課程満期退学。現在、東海大学総合教育センター教授。専門は生物学史、ドイツ生物学思想・文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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