統計という名のウソ―数字の正体、データのたくらみ

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  • サイズ B6判/ページ数 282p
  • 商品コード 9784826901390
  • NDC分類 361.9
  • Cコード C0041

内容説明

離婚率、平均所得、失業率、大学ランキング、病気のリスク…騙されやすい数字のトリックをみごとにあばく、目からウロコの統計リテラシー読本。

目次

1 抜け落ちている数字
2 混乱を招く数字
3 恐ろしい数字
4 権威ある数字
5 魔術的な数字
6 論議を呼ぶ数字
7 統計リテラシーに向けて?

著者等紹介

ベスト,ジョエル[ベスト,ジョエル][Best,Joel]
カリフォルニア大学バークリー校で社会学のPh.D.を取得。カリフォルニア州立大学、南イリノイ大学などで教鞭をとり、現在デラウェア大学社会学・刑事司法学部主任教授

林大[ハヤシマサル]
翻訳家。1967年、千葉県生まれ。東京大学経済学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

89
数年前にかなり本屋では統計学がビジネスに役に立つということで様々な本が並べられていました。いまはデータが重要でそのデータの内容が今後は問題になってくると思います。この本ではいわゆる統計学というよりも統計の持つ意味を理解しないと間違った方向に行ってしまうということを説明されています。記述統計学とでもいった方がいいのかもしれませんが統計学を学ぶ以前に知っておく必要がある本だと思います。2023/11/07

T2C_

3
統計の是非について問い掛けてくる一冊。統計の良さや利便性よりも、主に危険性や恣意性について記述されている。新聞を読めば一つは算出方法の妥当性が疑わしい数字が出てくる時代で、「統計」という一見信頼できそうな言葉を疑え、という警句が形にされたような印象。特に面白かったのは数多く挙げられていた実例を単純化した例で、「離婚率」の母数は増え続けるので指標としてはどうか?など(p123)。科学だけでない、社会学だけでもない、両方の視点から繰り返し批判的に検証することで統計に意味を持たせるべきである、といった事を学んだ2015/07/24

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