内容説明
ウィーン学団からプリンストン高等研究所へ―時間と宇宙をめぐる果てしない思索の旅…。
目次
1 申し合わせた沈黙
2 形而上学に対するドイツ的偏向
3 ウィーン‐論理サークル
4 論理学の館に潜むスパイ
5 ウィーンを離れるのは辛い
6 半神半人に混じって
7 大文字のTと小文字のtのスキャンダル
8 神々の黄昏
9 ゲーデル(あるいは他の誰でも)はどの程度哲学者か?
著者等紹介
ユアグロー,パレ[ユアグロー,パレ][Yourgrau,Palle]
ブランダイス大学哲学部教授。マサチューセッツ州ケンブリッジ在住
林一[ハヤシハジメ]
1959年、立教大学物理学部物理学科卒業。昭和薬科大学名誉教授。専門は理論物理学・科学史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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手押し戦車
17
時間というルールや存在がなくなると過去、現在、未来と分ける必要がなくなり、予定を組む必要もなくなる。生命の誕生や宇宙の始まりという生まれる前と後という感覚が消え常に今ということになる。今、現在でも過去でも未来でもないこの瞬間を創造するのを決めて動いているのが時間のない宇宙。5分前にこの現象が起きたとかと考えるのは時間というルールで物事を考えているだけで時間がない宇宙から見ると今を創り出している。空間から時間という概念が消えると世界のあるがままを感じあるがままの本来の自分の姿が浮き上がってくる!2015/07/08
静
1
20世紀初頭のドイツ語圏の思想家ってこうして見ると豪華だなって。戦争がなければなんて考えてしまうほど。本の内容より、著者の書き方が、詩的すぎるというか、比喩がわかりにくい部分もあった。色んな前提知らないと読むの大変なんじゃないかな。かと思えば不完全性定理の説明してたり重複して書いてあることもあったり。ゲーデルとアインシュタインの繋がりを知らなかったので知れてよかったです2013/02/16
h_sasaki
1
うーん。面白かったけど、これを読む前に「時間に向きはあるか」を読むべきだったかも。未消化。2009/06/03
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