内容説明
愉快な冒険物語にエレガントな問題―数学と『千夜一夜物語』が合体。
目次
出会い
いざ、バグダッドへ
やっかいならくだ
パンのお礼
必要最少の言葉数
決め手の数
市場にて
世界の7不思議
星のお告げ
とらわれの鳥〔ほか〕
著者等紹介
タハン,マオバ[タハン,マオバ][Tahan,Malba]
ブラジルの数学者(1895~1974)。タハン名義で作品を著す一方、本名ジュリオ・セザール・ジ・メーロ・イ・ソウザ名義で数学や数学教育に関する著作も数多く発表
越智典子[オチノリコ]
東京大学理学部生物学科人類学課程卒業。出版社勤務を経て、現在、執筆業
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
岡本正行
23
図書館本で返す日が近づいてきたので、急いで読んだ。数学をテーマにした昔のバクダット、今のイラクでの話、サラセンって言った時代かな。なんか「千夜一夜物語」の数学版みたいな感じだが、作者は、ブラジル人でイスラムを装った人、読み物として面白い。数学をテーマとしてはいるけれども、それよりもイスラムの文化、風習を興味の対象としている。一つひとつの話が良く練られていて、違和感や不不自然さはない。面白い、アラビア風の物語、まぁ欧米人や日本人にとって異国情緒って感じかな。主人公の数学通があまり秀でているのがやはり物語2023/08/27
周利槃特
3
ブラジル人著者がアラビアに材を取り初等的だが摩訶不思議な有名数学パズル(猿とココナッツなど)を詰め込んだ本。アラビアの異国情緒と数学の神秘性の一粒で二度美味しい本で、類書にない個性があり大好きです。2018/05/29
takao
2
ふむ2022/11/01