内容説明
あたりまえに生きるために闘う。重度精神障害者による障害者自身のための自己解放論。
目次
第1章 精神病とは何なのか、僕のケースで考える
第2章 障害者はなぜ差別されるのか
第3章 差別の構造・資本主義社会と障害者差別
第4章 重層的差別の構造
第5章 マルクスの反差別解放理論
第6章 マルクス主義的な障害者解放原理
第7章 障害者解放運動と労働者解放運動
終章 批判的・実践的なマルクス主義を梃子とした障害者解放を
著者等紹介
〓見元博[タカミモトヒロ]
1951年生まれ。1960年代高校造叛学園闘争を闘う。甲南大学卒。反戦青年委員会(ベトナム戦争に反対するため「総評」が作った青年労働者の大衆組織)に加入。大学生協職員などを経て1977年郵政省職員。全逓信労働組合に加盟し、1978年年賀状配達を止めた越年順法闘争を闘い1979年より支部青年部副部長(分会青年部長)を2期務める。1991年職業病である頸肩腕症候群を原因とする精神障害により免職。解雇撤回を争い1999年神戸地裁で解雇取消しの勝訴、2000年大阪高裁で逆転敗訴、同年最高裁で敗訴確定。1994年兵庫県精神障害者連絡会結成に加わり、現在代表を務める。1995年まで「全国『精神病』者集団」の執行委員である「事務局員」を勤めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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