目次
Q&A―なぜ、国会図書館にない本を問題にするのか
第1章 たとえば、どんな本が国会図書館にはないのか
第2章 国会図書館にない本は、どのようにして生じたのか
第3章 国会図書館にない100冊の本を紹介する
第4章 書物を愛する方々へのメッセージ
終章 雑談の楽しさ、無駄の効用
国会図書館にない100冊の本(年代順)
著者等紹介
礫川全次[コイシカワゼンジ]
1949年生まれ。在野史家。歴史民俗学研究会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スパシーバ@日日是決戦
89
{2016年} 国会図書館にない本で著者が所有するおもしろそうな100冊を紹介。文献として貴重な本や学問研究の上で必要な基礎的文献、専門書などはだいたい揃っているので、ヒットしなければ諦めもつく。今や国会図書館に行かなくても、全国に697館ある公共図書館や大学図書館(図書館送信参加館)に行けば、「図書館向けデジタル化資料送信サービス」でデジタルコレクション閲覧・コピーが可能。一方で国会図書館にはないけれど、公共図書館や大学図書館が持っている本や資料を検索できるシステムは、いまのところ確立されていない。2016/08/23
スターライト
9
”国会図書館にない100冊の本”というサブタイトルにひかれて読んでみた。納本制度はあっても、当然、国会図書館にない本はあまたある。著者がどんな本を選んだのか、興味津々だった。書影つきで簡単なコメントを付して紹介していて、なかには面白そうな本もあった。最後に国会図書館や古書店などへのメッセージとして様々な”注文”を出しているが、それぞれごもっともとは思うが、個人や団体のみに責任を負わせるのはどうか。ともあれ、珍しい文献の紹介本としてはなかなかよかった。2016/08/20
まさむね
7
「国会図書館にない本」100冊の紹介と分類。確かにマニアックな本ばかりで書誌的には実に興味深いが、「国会図書館にない本をこんなに持ってますよ」という自慢に見えちゃうところが残念。2016/07/31
ybhkr
2
うーむ、国会図書館にない本を探す方が難しいのか…。こういう本はまた別の機関が担当したほうがいいような気もするが。中には同人誌的なものもあって、これも入れちゃうと国会図書館がフォローしなくてはいけない文献が増えすぎてしまうんじゃなかろうか。肉筆本は形態は本でも本にあらずでどんな著名人(福沢諭吉など)のものでも国会図書館に依存するものではないような。著者が紹介したものの中には博物館レベルのものもあるのではないか。特別な研究をしている人間ならば国会図書館検索以上のコネクションを作るほうが有益かと思う。2017/02/07
Riko
0
図書館で借りた2018/08/28