内容説明
こんにち、私たちのまわりには、情報があふれています。そこから価値ある情報を選び出し、新たな「知」を発見し、構成してゆくことは至難の技です。しかし、これからは、自立した独学者が、知を極めた先人たちの経験を踏まえ、アカデミズムの域を超えて、未知の世界に踏み出すことが期待されています。独学の具体的手法を明示しながら、老いも若きも互いに学び合う「独学の冒険」へお誘いする一冊です。
目次
Q&A 独学者の悩みに答える
第1章 独学者とその原点―柳田國男という「独学者」
第2章 独学者とそのあり方―家永三郎に見る「独学者」精神
第3章 独学者とその手法―千葉徳爾の「自学」とその手法
第4章 独学者が世に出るまで―佐藤忠男の「独学」論に学ぶ
第5章 八人の独学者に学ぶ―清水文弥・南方熊楠・中山太郎・佐々木喜善・橋本義夫・谷川健一・吉本隆明・杉本つとむ
第6章 独学者にすすめる百冊の本
著者等紹介
礫川全次[コイシカワゼンジ]
1949年生まれ。在野史家。歴史民俗学研究会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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