内容説明
歴史の多くは権力が書き残す。国家と巨大産業、マスコミも一体となって進められてきた日本の原子力。60基近い原子力発電所が作られ、2011年には福島原発事故も防げなかった。しかし、権力の巨大な力に立ち向かい、傷だらけになりながらも原発を阻止して来た民衆の苦闘もある。忘れたくない歴史の貴重な記録書。
目次
第1章 若狭湾への集中立地と大飯原発の再稼働―小浜原発誘致阻止運動と若狭湾原発反対運動
第2章 能登の土地・海を守り選挙を闘いぬく―珠洲原発阻止から志賀原発廃炉の闘いへ
第3章 丹後に原発はいらない!―久美浜原発阻止運動の記録
第4章 ふるさとと子供たちの未来のために―香住原発阻止運動の記録
第5章 生存をおびやかす原子力発電所―浜坂原発阻止運動の記録
第6章 原発を水際で止めた先手必勝の闘い―青谷原発阻止運動の記録
第7章 脱原発列島のなかでの大飯再稼働―原発ゼロでも日本の電力は足りる
著者等紹介
中嶌哲演[ナカジマテツエン]
1942年、福井県小浜市生まれ。東京芸術大学美術学部中退。高野山大学仏教学科卒。明通寺住職。学生時代に広島の原爆被爆者と出会い、帰郷後、地元の被爆者援護活動(1968~94年に托鉢も)。原発設置反対小浜市民の会(1971年~)、原発反対福井県民会議(1976~)、原子力行政を問い直す宗教者の会(1993~)、再稼動阻止全国ネットワーク共同代表(2012~)に参加
土井淑平[ドイヨシヒラ]
1941年、鳥取市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。元共同通信社勤務。市民活動家。ウラン残土市民会議運営委員。さよなら島根原発ネットワーク会員。青谷原発立地阻止運動や人形峠ウラン残土撤去運動などに取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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