目次
福島原発行動隊に寄せて
山田恭暉インタビュー 福島原発行動隊のめざすもの―一人から一人への決起、そして国家的プロジェクトへの道のり
事故収束をめざして
私にとっての行動隊
行動隊への期待を担って
資料編
著者等紹介
山田恭暉[ヤマダヤステル]
1939年生まれ。60年安保当時、社会主義学生同盟副委員長。1962年、東京大学工学部卒業後、住友金属工業(株)にて、鋼管製造所(製鋼)、中央技術研究所(環境、廃棄物処理)、和歌山製鉄所(プラント建設)、大阪本社(廃棄物処理)、東京本社(プラント・エンジニアリング、新事業開発)などを担当。1989年に住友金属工業(株)退社後は、プリントショップフランチャイズ主宰、NGOでの海外支援ボランティア活動、超小型水力発電設備建設などに携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がぁ
6
いろんな立場・思想の人が寄り合い、ひとつのことに向かって行動しようとするさまは、この世代の人たちならではなのかとも思い、しかし、そういう一括りで語るのは失礼だとも気づく。この人たちのしようとしていることは的外れだと思えない。利権にまみれた原発を取り巻く環境が異常なのだ。異常さに慣らされてはいけないのだ。2012/08/14
後藤良平
1
残念ながら2012年1月発行の本で、震災の年末にまとめられたものなので、現在どうなっているのかはわからない。60歳以上の退役者が福島第一原発事故収束のための作業志願者隊を作った経緯と現状から始まる。書かれた時点で、作業志願行動隊員644人、賛助会員1651人。非常に興味をそそられるまえがきだったが、それ以降は多くの方の参加にあたっての決意表明と感想が延々と続く。本としては全く面白くない。代表者は、脱原発か原発推進かの立場は問わないと言っているが、隊員の多数は脱原発なのにもげんなり。年間No.63城東図書館2022/06/09
竹薮みさえ
0
検索してみたら批判も多い。著者は60年安保の有名人、目次のなかにはかの「三上治」の名もある。え?これってあの三上?と思ったほど。そして、この会の集約点は「原発に反対だろうが、推進だろうがフクイチは廃炉にしなくてはならない。それには何十年もかかる。それをだれがやる」ということ。思想的な最終目的は理想社会だ。なにを理想とするかは人によって違う。でも唯現在に、フクイチを本当に収束させ、廃炉にすることをその第一に掲げない人は(経済の安定とかいうひとね)これは縁なき衆生である。それ以外の人が過激派もノンポリもその一2012/08/22