ジェンダーとジャーナリズムのはざまで―季節の変わり目〈Part2〉

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ジェンダーとジャーナリズムのはざまで―季節の変わり目〈Part2〉

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  • サイズ B6判/ページ数 212p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784826504201
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C1036

出版社内容情報

我われが日々呼吸する時代の「空気」、ジェンダーとメディアの成分を分析し、季節=時代の変わり目を測定する、男女共同参画社会および9・11以降のジャーナリズム批評。男女平等思想へのバックラッシュの発生と、その時代的文脈を考える。


Ⅰ 問題群としてのメディアとジェンダー

1 メディアについての理解と、求められる文化実践

2 教育課題としての「メディア表現とジェンダー」

3 女性のアナウンサーの置かれた構造――「出たい」から「伝えたい」へ

4 メディアと上手につきあうために

5 ジェンダー表現とメディアリテラシー

6 ジャーナリズムの課題としての多文化社会におけるジェンダー

7 発表された内閣府によるジェンダー表現のガイドライン――『男女共同参画の視点からの公的広報の手引』から

8 報道における女性の現在――ジェンダーに開き直ったメディア


Ⅱ もうジェンダーの罠にはかからない

1 解放としてのジェンダー、挑発としてのジェンダー 

2 Q&A セクシュアリティとセクシュアル・ライツ

3 教育において必要とされるジェンダー平等の視点

4 Q&A 共働きの夫は、家のことを何もしません。

5 中学生の意識調査にみるダブルスタンダードとその受容

6 「見た目」と「思い込み」で、人をくくらない社会へ

7 女と男の人生すごろく

8 「居場所」とジェ

6 「九・一一報道」と「九・一七報道」(メディア時評・二〇〇二年九月)――憎しみと報復を避けるために

7 失われる、サブカルチャーのカウンター性(メディア時評・二〇〇二年一二月)――フォークルの時代と現代

8 米英によるイラク戦争の報道は何を語ったか(メディア時評・二〇〇三年三月)――「二一世紀型戦争ジャーナリズム」という悪しき課題を前に

9 広告は社会の開放性が高まってこそ活性化する

10 「良質なCM」とは何か――ギャラクシー賞受賞作品の分析から

11 CM時評'03・'04

12 書評 どうすれば日本語力の崩壊をくい止められるか 樋口祐一『日本語力崩壊――でもこうすればくい止められる』

13 書評 面白くてためになる講談社文化のメディア論 佐藤卓己『「キング」の時代――国民大衆雑誌の公共性』

14 書評 検閲の時代を再び迎えないために 立花隆『「言論の自由」vs.「●●●」』

15 書評 新夕刊紙がきざんだ七〇年代の同時代史 馬見塚達雄『「夕刊フジ」の挑戦――本音ジャーナリズムの誕生』  

16 自著紹介 女性問題を所轄する自治体メディアに支えられた評論集と

メディアがつくるジェンダー
 マス・メディアは空気のように当たり前の存在としてそこかしこに遍在し、しかもその成分に特に注意を払わないまま私たちはそれを吸って生きています。生物学的存在であるヒトは長い時間をかけて、家族や地域、学校といった外部エージェンシーからの情報を身につけながら社会的存在である「人」になって行きますが、現在ではマス・メディアがその「人間化」に大きな役割を果たしていると言って間違いありません。
 「人になる」ということの中には社会的・文化的に規定された「女性になる」「男性になる」ということも含まれていて、家族・地域や学校、そしてメディアは、子どもを既存の「女性」や「男性」に仕立て上げてゆくとともに、おとなになった人びとに対しても既存の「女性像」や「男性像」についての観念を植えつけます。ジェンダーにとらわれない社会づくり、つまり既存の女性・男性規範にとらわれない平等なあり方と両性の共同参画が志向されるべき二一世紀にあっては、この三つの外部エージェンシーの持つ顕在的・潜在的な性別形成機能を問い直すことが求められます。なかんずく空気のようなメディアの成分や機能を知ることは、私たち現代人にとっては

●装画=石塚アキ
●装丁=臼井新太郎

内容説明

我われが日々呼吸する時代の「空気」、ジェンダーとメディアの成分を分析し、季節=時代の変わり目を測定する、男女共同参画社会および9・11以降のジャーナリズム批評。

目次

第1部 問題群としてのメディアとジェンダー(メディアについての理解と、求められる文化実践;教育課題としての「メディア表現とジェンダー」;女性のアナウンサーの置かれた構造―「出たい」から「伝えたい」へ ほか)
第2部 もうジェンダーの罠にはかからない(解放としてのジェンダー、挑発としてのジェンダー;Q&Aセクシュアリティとセクシュアル・ライツ;教育において必要とされるジェンダー平等の視点 ほか)
第3部 ナショナリズムとジャーナリズム(小泉内閣に関する世論調査の問題点(メディア時評・二〇〇一年五月)―情緒的高支持率への危惧
二一世紀最初の国政選挙と八・一五報道(メディア時評・二〇〇一年八月)―考えさせないメディアの影響と考えさせるメディアの非影響と
米「同時多発テロ」と映像による人類史的呪縛(メディア時評・二〇〇一年一一月)―「戦争」と言い換え、「報復」を正当化するディスクールとともに ほか)

著者等紹介

諸橋泰樹[モロハシタイキ]
1956年生まれ。フェリス女学院大学文学部コミュニケーション学科教員。専攻はマス・コミュニケーション学、女性学、社会学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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katoyann

18
2005年刊。男女共同参画基本法制定にあたって「メディアにおける女性の人権の尊重」が「男女共同参画基本計画」の中で謳われていたという状況からメディアが表現するジェンダーの問題を解説している。メディアのジェンダー表現には性別役割の強調やステレオタイプ表現といった差別を助長する表現があるという。今でも問題になりやすいのは「女性の性を商品化した表現」だろう。20年の時を経た現在でも若い女性をアイキャッチャーとして起用するメディアがあるように、メディアがジェンダーの不平等を作ることに注意深くいる必要がある。2024/02/21

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