反核・反原発・エコロジー 吉本隆明の政治

反核・反原発・エコロジー 吉本隆明の政治

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  • 商品コード 9784826500715
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C0000

出版社内容情報

原発事故に象徴される科学技術神話の崩壊の時代になお、現代の科学を神話化する体制護持の言説が横行している。これらの言説を批判しつつ内外の膨大なデータから反核・反原発・エコロジーの大義を説くエコロジスト宣言。

序 科学技術神話の崩壊/第一章 西欧の反核運動/1.ポーランドの「連帯」と「反核」/2.オランダ病とイギリス病/3.ブロックと核抑止論/4.限定核戦争とヨーロッパの解放/第二章 日本の反核運動/1.文学者の反核声明/2.反核運動の内実/3.反核運動の課題/4.核前進基地としての日本/第三章 もうひとつの反核運動 1.隠された被ばく/2.反核独立太平洋の思想と運動/3.第二の侵略と闘う先住民/4.内なる被ばく/第四章 反原発運動/1.反核と反原発/2.核の軍事利用と平和利用/3.核廃棄物と核汚染/4.スリーマイルとチェルノブイリ/第五章 エコロジー/1.エコロジーの革命的意義/2.科学と倫理/3.科学技術と政治/4.オルターナティブの思想と運動/結び 吉本隆明の政治思想批判/あとがき

松下竜一(まつした・りゅういち)推薦文
本書を手にする読者は「完膚なきまでの論破」という稀有なる知的作業に出遇って、興奮せざるをえないだろう。『「反核」異論』を論破し尽くされた吉本隆明は、ここではもはやどうでもいい対象でしかないが、本書の真価は吉本を狂言回しとして展開される、精緻をきわめた土井流反核・反原発・エコロジー論そのものにある。私の主宰する「草の根通信」という小舞台での四年間の連載が本書の初稿だが、そのことを私は誇らしく思う。

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