ヤポネシアのしっぽ 島尾敏雄の原風景

ヤポネシアのしっぽ 島尾敏雄の原風景

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  • 商品コード 9784826500135
  • NDC分類 910.29

出版社内容情報

奄美大島における島尾敏雄の文学と生活を、奄美の人々の側の眼から探求し、島尾文学における「奄美」の意味をはじめて深層でとらえようとする。(1)島と作家と/(2)ヤポネシアのしっぽ/(3)海と島と人と

まえがき/1.島と作家と/永却の旅人島尾敏雄と奄美/ヤポネシアの根っことしっぽの時間/南島文学に一区切りを兆す/昔ばなしの淵を覗く/南回帰から北帰行へ/島尾文学とヤポネシア/島と作家/人間の薄気味悪さをえぐる/夢と日常と/島を離れた後の心の移ろい/「スズラン」の夜/現実と超現実のすき間から/2.ヤポネシアのしっぽ/奄美の人と風土/島で考えること/ヤポネシアのしっぽ/奄美の文学と風土/焼酎妄想/奄美方言の面白さ/南溟の島私考/北緯三十度の壁と「負の部分」/「南島文学論」の拠点と輪郭を追う/奄美民謡の新しい波/不透明な島唄の根っこ/島唄コンサートの味/薄れゆく幻想の季節/3.海と島と人と/随想 八月踊りの頃/テトラポット文化/島と学者達と/島娘のひとみに残されたもの/解かれた日/海と人影/沈黙との対峙/島酔い/時に追われて/海と島と/根と花/原住民意識の零れ落ちる時/島と写真と旅人と/書評 奄美の出版文化/民話へいざなう優しさのフーガ/南島の原質と土俗の香気/村落共同体の掟の犠牲者/新鮮な分析と考察/南島古謡で日本古代文学を撃つ/島次元で透視される人間の原質/「南島海洋文学」/第八十回直木賞と安達征一郎/南島の憂

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