出版社内容情報
コルシュがドイツ革命を具体的・実践的対象として構想した労働者評議会の思想は、過度期における全社会秩序の変革をとおして労働者階級が労働共同体の実践的主体者たることをめざした社会主義思想といえるだろう。
編者の序文/社会化とは何か/革命前と革命後の社会化問題/社会主義とサンディカリズムの社会化綱領/肉体労働と精神労働の間の分業と社会主義/社会化に関する基本的問題/社会主義と社会改良/革命的コミューン(1929年)/革命的コミューン(1931年)/革命スペインにおける経済と政治/スペインにおける経済と政治/スペインにおける集産化/ドイツにおける政治的労働者評議会問題の変遷/ドイツ革命における社会化運動/解題―あとがきにかえて