内容説明
１９９７年元旦の悲報に呆然自失した。竜太は志半ばで逝った。彼の人懐こさも、医療への夢もすべてが奪い去られた。友であり、共同研究者であった竜太の無念を思い痛恨極まる追悼集。
目次
第１章 元旦の悲報―富士は悲しい
第２章 心集まる―通夜のエール
第３章 告別式―竜ちゃんが富士に駆け登った
第４章 友達―コンドルの号泣とマー君の報告書
第５章 誕生から入学まで―遊びの天才
第６章 海城高校時代―魂よ、安らかに眠れ
第７章 東京慈恵会医科大学時代―サッカー＆ディスコ
第８章 東京厚生年金病院時代―神楽坂の竜太
第９章 頭頚部外科における新しい栄養管理法―知らない竜太を探す
第１０章 本格的研究、緒についたばかりの死―今、花咲かぬ若きつぼみは…
第１１章 富士市立中央病院耳鼻咽喉科の日々―「この先生は、嘘つかない」
第１２章 富士の人々―“釣医師”竜太、ここに眠る
