内容説明
虐待を受けた子どもたちが、保護され、親と離れて生活する児童養護施設。そこで暮らす子どもたちの姿を追った。
目次
第1章 さっちゃん
第2章 あっくん
第3章 徹
第4章 花江
第5章 純一
第6章 沙由理
第7章 千佳
第8章 良太
著者等紹介
大久保真紀[オオクボマキ]
朝日新聞編集委員。1963年生まれ。国際基督教大学卒業後、87年、朝日新聞社に入社。盛岡、静岡支局を経て、東京本社社会部、くらし編集部、西部本社社会部などに在籍。2002年4月から現職
佐藤慈子[サトウヨシコ]
朝日新聞写真記者。1970年生まれ。関西大学卒業後、94年、朝日新聞社に入社。富山支局、大阪本社写真部、北海道支社報道部写真課などを経て9月から東京本社映像本部に在籍
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感想・レビュー
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mk
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読み終わって、ため息がでた。親たちに腹が立った。ここでは何人かのこどもに焦点をあて、その姿が淡々と描かれており、幼少期に受けた虐待の傷が人格形成にどれほどの影響を与えるかがわかる。そして解決のためには親ではなく子どもたちが成長し変わらなければいけない、という現状にはやるせなさを感じた。虐待する側の視点から描いたものも読んでみようと思う。2012/01/18
BON
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実習に行きます。本の中には写真も含め、こどもたちのリアルな姿が描かれていて不安になりました。でも、こどもたちにとって気晴らしでもいいからプラスの要素になりたい。頑張ります。2010/10/19