出版社内容情報
オークを魔種族を擁する連合国家オルクセンと、エルフたちの国エルフィンドの因縁の戦いは、いよいよ激化していた。ネニング平原での会戦は苛烈を極めて……もはや戦を決するのは、鉄と血の量だけだ。《平和なエルフの国を、野蛮なオークが焼き尽くす》という「異世界ファンタジーあるある」の常識を覆した異世界戦記第5弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
和尚
22
面白かった、4巻に引き続きの戦争。 始まりの手紙が、良い。そしてやはり、生活、生理的な描写があったり、後方や各詳細に焦点を当ててくれる物語、何よりそれを楽しめる作りで読ませてもらえるのは、こういうのが好きな身にはとても嬉しいですね。 そして、これまで丁寧に描かれたことにより読者としても驕ってしまっていた軍事力、科学力、準備をもってして、やはり占領戦というのは難しい、それがわかる一作でした。 ↓2025/06/15
よっち
22
オークを魔種族を擁する連合国家オルクセンと、エルフたちの国エルフィンドの因縁の戦いはいよいよ激化して、ネニング平原での会戦は苛烈を極める第5弾。エルフィンドに侵攻して各地を攻略していく中、思っても見ない形で訪れた1つの死の衝撃。必勝の準備を持ってネニング平原での会戦に挑むオルクセンに対して、遅滞戦術を繰り広げ合流を遅らせつつ、想像を超える戦術でオルクセン側を大混乱に陥れたエルフィンド。ところどころ優位に立っても、これまで積み重ねてきた準備と練度の差がじわじわと効いてくる展開はなかなか読み応えがありました。2025/06/14
鐵太郎
5
エルフィンド戦役も大詰め。島嶼の占領とかパラヴェーン作戦モドキとかを経て、エルフィンドの首都ティリアンの目の前、ネニング平原での一大会戦がこの巻の主題。必勝の戦略で決戦を挑んだオルクセン軍に対し、エルフィンド軍のバルジの戦いモドキの反攻とパイパー部隊的突破作戦。「これほどの恥辱があるかァ」場面とか「敵中横断三百里」的挺身隊の武勇伝を経て、最終局面へ。あ、ウーグモン攻防戦的なシーンもありましたな。この巻では決着がつかず、この局面に至ってなおオルクセン軍が停戦しない説明を加えたのち、以下次巻へ。ふむ。2025/06/19
Johnny-T
1
正道と正道、裏技と裏技、ズルとズル。両軍の全力がぶつかり合うネニング平原会戦、すごい戦いだった。2025/06/14
ルタベガN
0
ふぅ、今巻もヒヤヒヤしました。2025/06/18
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- 和書
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