出版社内容情報
彼女を知るほど、彼女を好きになるほど、別れは近づく――。
ただの大学生である山科俊介が社長令嬢の御陵雛乃と恋人契約をしてから四ヶ月経ち、雛乃と恋人でいられる期間は残り二ヶ月に。俊介は終わりのあるこの関係に本気にならないように、雛乃に惹かれていく思いに蓋をしようとする。だが、雛乃の婚約者である松ヶ崎が二人の前に現れ……。そして、ついに二人に約束の時が訪れる。
内容説明
彼女を知るほど、彼女を好きになるほど、別れは近づく―。ただの大学生である山科俊介が社長令嬢の御陵雛乃と恋人契約をしてから四ヶ月経ち、雛乃と恋人でいられる期間は残り二ヶ月に。俊介は終わりのあるこの関係に本気にならないように、雛乃に惹かれていく思いに蓋をしようとする。だが、雛乃の婚約者である松ヶ崎が二人の前に現れ…。そして、ついに二人に約束の時が訪れる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
合縁奇縁
36
『彼女を知るほど、彼女を好きになるほど、別れは近づく――。』ただの大学生・俊介が社長令嬢の雛乃と恋人契約をしてから4ケ月。雛乃と恋人でいられる期間は残り2ケ月に。俊介は本気にならないよう、雛乃に惹かれていく思いに蓋をしようとするが、雛乃の婚約者がふたりの前に現れ…。タイムリミットまであとわずか。身分差を抱える二人は本当の恋人になれるのか?今回は秋冬物の買いたいという雛乃の意見を取り入れた買い物デート。買い物を終え、腕を組んでいた二人の前に雛乃の婚約者・松ヶ崎が現れて…。恋人契約をしてから四ヶ月経ち、2024/01/24
よっち
30
ただの大学生である山科俊介が社長令嬢の御陵雛乃と恋人契約をしてから四ヶ月。雛乃を知り好きになるほど、別れが近づく状況に葛藤する第二弾。終わりのある関係だと自らに言い聞かせて、彼女への思いに蓋をしようとする俊介。そして雛乃の婚約者・松ヶ崎が二人の前に現れ現実を改めて突きつけられ、どうにもできないまま約束の時を迎えてしまう二人。そこからの雛乃の幸せを考えて俊介の背中を押してくれた石田さんが効いていましたけど、諦めたくない雛乃の想い、意外に現実的だった松ヶ崎も印象的でしたね。その後を描いた後日談も良かったです。2023/12/03
わたー
26
★★★★★めっちゃ良かった。約束した期限まで残り2ヶ月。最早、目を背けることができないほど大きく育った感情を何とか押し殺して恋人関係を続ける二人の前に、お嬢さんの婚約者に内定している人物が現れるという2巻。やっとこさ自分の気持ちを認めたところに立ちはだかる現実と、契約で決めてしまった関係性の枠組み。1巻時点でこうなるだろうとわかりきっていたにも関わらず、切なさで胸が張り裂けそうだった。その現実を前に、一度は挫けてしまった主人公がもう一度立ち上がる。そんなの見せられて私の涙腺がもつわけがないんですよね。2024/02/03
サキイカスルメ
15
2巻では近づいてきた別れの時へ向けて、そして二人と周りの人の少し未来のお話。切なさ大爆発。もしかしたらの未来を夢みた時に現実見せられるの辛いよなぁ。運転手の石田さん大活躍でしたね。最後の番外編まで含めて、とっても良かったです!本編では甘々な場面でもしんどそうだった二人が、憂いなくイチャイチャしてたのが幸せでした。妹ちゃんの話が兄妹の絆と成長を感じられてすごく好き。2024/01/30
leo18
7
王道でもベタでもこの結末以外はあり得ない。もっともっと2人のその後を見ていたかったな。石田さん視点でちょっと感動してしまった。俊介がちゃんと溶け込んでて良かった。2024/05/04
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- 和書
- 望み 角川文庫