ＯＶＥＲＬＡＰ ＮＯＶＥＬＳ ｆ 乙女な悪役令嬢には溺愛ルートしかない〈１〉―やらかすまえの、性格以外は完璧なスペックの悪役令嬢に転生しました

緋色の雨【著】/珠梨 やすゆき【イラスト】

オーバーラップ（2025/06発売）

• サイズ B6判／ページ数 286p／高さ 19cm
• 商品コード 9784824012234
• NDC分類 913.6
• Cコード C0093

出版社内容情報

ゲーム知識×完璧スペックで目指せハッピーエンド！　のはずが…気づけば攻略対象＆ヒロインから愛されて!?

善良だが自身を取り巻く環境に恵まれず、苦労の末に人助けをして死んでしまった一人の女性。
彼女が再び目を覚ますと乙女ゲームの悪役令嬢、ソフィア・ウィスタリアに転生していた。
美貌に聡明な頭脳、優れた身体能力を併せ持つソフィアは、公爵家に生を享け、優しい家族に愛されて育った完全無欠のお嬢様。
しかし、すべてを持っていたことで傲慢になり、破滅するのがゲームでの結末だった。
――でも、今はまだ「やらかす」前。そのことに気づいたソフィアは、今ある幸せな暮らしを守り、悪役令嬢ルートを抜け出そうと決意する！　
ゲーム知識を活かして、王子様を襲撃から守ったり、新たな魔術の知識を広めたりと、前世の人の良さを発揮し大活躍！
そんなソフィアを周囲が放っておくはずもなく、日ごとに彼女を慕う存在は増えていく！　
挙句の果てには、本来ヒロインがなるはずの聖女に認定されそうになってしまい――!?


【目次】

内容説明

善良だが自身を取り巻く環境に恵まれず、苦労の末に死んでしまった一人の女性。彼女が再び目を覚ますと乙女ゲームの悪役令嬢、ソフィア・ウィスタリアに転生していた。ソフィアは公爵家に生を享け、優しい家族に愛されて育った完全無欠のお嬢様。しかし、すべてを持っていたことで傲慢になり、破滅するのがゲームでの結末だった。―でも、今はまだ「やらかす」前。そのことに気づいたソフィアは、今ある幸せな暮らしを守り、悪役令嬢ルートを抜け出そうと決意する！ゲーム知識を活かして、王子様を襲撃から守ったり、新たな魔術の知識を広めたりと前世の人の良さを発揮し大活躍！そんなソフィアを周囲が放っておくはずもなく…！？

著者等紹介

緋色の雨［ヒイロノアメ］
２０１６年の年末にデビュー、第８回カクヨムＷｅｂ小説コンテスト恋愛部門にて【大賞】および【ＣｏｍｉｃＷａｌｋｅｒ漫画賞】を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[わたー]

★★★★★面白かった。まだ決定的なやらかしをする前の悪役令嬢に転生した主人公。処刑エンドを回避するために行動したことが予想以上の結果になってしまい…と始まる悪役令嬢転生モノ。この作品を言い表すのならば、過ぎたるは猶及ばざるが如し。本来は原作主人公が聖女に認定されるはずなのに、現代の公衆衛生の知識や原作ゲーム知識で成果をあげてしまったばかりに自分が聖女の最有力候補に祭り上げられてしまい、なんとか方向性を正そうとするも逆に自分の名声が増すばかり。という誰も悪者がいないコミカルなすれ違いが良かった。

2025/07/13

[サキイカスルメ]

面白かった！悪役令嬢に転生していた主人子が、周りから愛されていることに感謝しながら、ゲームヒロインを聖女にしようと頑張ったら自分が聖女だと思われちゃうファンタジー。タイトルの乙女な悪役令嬢の主人公が可愛い！恋愛への鈍さはあるけれど、愛情自体への感謝は強く愛されることへの納得感が強かったです。主要の登場人物がみんな良い人だからこそ、理不尽な関係性みたいなものは淘汰され、優しい関係性が作られていくのがよかったです。続きも楽しみ。

2025/08/24

[尚侍]

とっても面白かった。最後の最後になるまで悪人が出てこないという珍しい内容でしたが、社会的には順調に進んでいると思えることであっても、主人公にとっては必ずしもいいことではないという展開は面白く、主人公が自分のことを下げる言動をするほど周囲の評価が上がっていくのは勘違い要素も入っていて、このあたりの話作りのうまさはさすが緋色の雨先生だなと思わされました。物語としては初巻だけでも綺麗に落ちている気がしますが、続きがあるということなので楽しみに待ちたいと思います。

2025/07/08

[菊地]

類似作品に比べて特筆するような長所がある訳じゃないけど、良くも悪くもテンプレとしての安定感と面白さがあるし、ノンストレスな展開が続くので居心地が良い。 後はまあ、「スペックの高い主人公」が好きなので、そういう点でも個人的な好みに合ってましたね。 タイトルから予想される「そういうの」が読みたい人向け。

2025/07/13