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出版社内容情報
駆け出し(レベル1)と中堅(レベル5)の狭間の物語!
幼馴染のマルギットと共に辺境の地マルスハイムで冒険者となったデータマンチ転生者エーリヒ。
彼らは同じく駆け出し冒険者であるジークフリートとカーヤの二人組と共に“忌み杉の魔宮”に挑み、二カ月にも及ぶ冒険の果てに帰還した。
しかし疲れ果てた彼らをマルスハイムで待っていたのは、厄介ごとの匂いがぷんぷんする組合からの呼び出しだった。
元雇用主に相談することで難を逃れるエーリヒだったが、この先も自らが望む冒険者であるために厄介ごとを振り払えるだけの力を付けようと決意し……!?
ヘンダーソンスケール行方不明のデータマンチ冒険譚、第9幕スタート!
内容説明
幼馴染のマルギットと共に辺境の地マルスハイムで冒険者となったデータマンチ転生者エーリヒ。彼らは同じく駆け出し冒険者であるジークフリートとカーヤの二人組と共に“忌み杉の魔宮”に挑み、二カ月にも及ぶ冒険の果てに帰還した。しかし疲れ果てた彼らをマルスハイムで待っていたのは、厄介ごとの匂いがぷんぷんする組合からの呼び出しだった。元雇用主に相談することで難を逃れるエーリヒだったが、この先も自らが望む冒険者であるために厄介ごとを振り払えるだけの力を付けようと決意し…!?ヘンダーソンスケール行方不明のデータマンチ冒険譚、第9幕スタート!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わたー
25
★★★★★面白かった。読み終わってみると確かに9巻上としか言いようがない内容だったのだが、ここで終わって次巻へ続くのは待ちきれないので正直勘弁してほしい。今回は、忌み杉の魔宮攻略のリザルトと氏族の結成。そして、マルスハイム全土を巻き込む薬物の蔓延に関する陰謀が描かれる、WEB版ではなかった新規エピソード。著者の興が乗っているのがよくわかる熱量の大きな文章をガツンとくらわされてヘロヘロになりながら読ませてもらった。序盤で特に良かったのは勿論、マルギットとの初めて。エーリヒが権力者との政治的なやり取りのせいで2023/11/02
真白優樹
11
迷宮から帰ってきて早々、組合長からの呼び出しをアグリッピナの手を借りて凌ぎ、冒険の為にも氏族結成を考える今巻。―――自由でありたきゃ力あれ、何にも揺るがぬ力を。 一冒険者だけではなく、氏族と言う組織の経営者としての戦いにも手を伸ばすことになる巻であり、エーリヒに惹かれた者達が集まり一つの氏族が形成されていく、面白さに新たな要素が加わる巻である。今度は氏族として、一つの組織として。大がかりな案件に向かおうとする中、行き先に増すのはきな臭さ。果たしてエーリヒ達は乗り切れるのか。 次巻も勿論楽しみである。2023/11/03
燃え尽きタコ
9
最後のシュネーの話好き。2025/02/09
じお
7
★★★★☆ 魔宮から無事帰還し、やれ乾杯だとはしゃぐのもそこそこに、再び厄介ごとに巻き込まれそうになるエーリヒ、元雇用主と頼もしき先達の教示に従い、横のつながりを作ろうとするが、思ったのとは違う方向に例によって突っ走っていた、アラクネとの情事を真面目に考察することになるデータマンチファンタジー第9の上巻。面白かったです、初手、いきなりエロが飛び出たが、正直まだヤッとらんかったのかと(最低)それとどこに(自主規制)などなどと考えてしまったり。→2024/10/16
イツキ
6
何やら急速にきな臭くなっていくマルスハイムと組織を立ち上げ順調に冒険者の実績を積み上げていくエーリヒが印象的な巻。本人は至って理性的なのに目標が特殊で行動も思い切りが良すぎる上に周りの親しい人間も同種なため誰にも突っ込まれず狂人認定されている様子も面白いです。非常に不穏な襲撃をしのいで上巻は終了、下巻が待ち遠しいですね。2023/11/29