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出版社内容情報
頼れるのは己の「武術」と「知識」。――凡人なりの戦い方を見せてやる。
転生したゲーム世界で、魔王軍襲撃によるデッドエンドを回避すべく奮闘するモブ貴族のヴェルナー。
ヴェリーザ砦の戦いから王都へ帰還するも、彼に休む暇はない。
勇者マゼルのパーティーメンバーが集い始めるなか、ヴェルナーは魔物に滅ぼされた隣国の難民を護送する任務へ就くことに。
更には前世の知識を活かして王都の水不足解消にも一役買い、八面六臂(はちめんろっぴ)の活躍を見せる。
一方、奪われた砦に巣くう魔族(ボス)を打ち倒したマゼルら勇者パーティーは、いよいよ魔王討伐の旅へと出立。
勇者とモブ、それぞれの戦いは次の舞台(ステージ)へ――
伝説の裏側で奮闘するモブキャラの本格戦記ファンタジー、第二幕。
内容説明
転生したゲーム世界で、魔王軍襲撃によるデッドエンドを回避すべく奮闘するモブ貴族のヴェルナー。ヴェリーザ砦の戦いから王都へ帰還するも、彼に休む暇はない。勇者マゼルのパーティーメンバーが集い始めるなか、ヴェルナーは魔物に滅ぼされた隣国の難民を護送する任務へ就くことに。更には前世の知識を活かして王都の水不足解消にも一役買い、八面六臂の活躍を見せる。一方、奪われた砦に巣くう魔族を打ち倒したマゼルら勇者パーティーは、いよいよ魔王討伐の旅へと出立。勇者とモブ、それぞれの戦いは次の舞台へ―伝説の裏側で奮闘するモブキャラの本格戦記ファンタジー、第二幕。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 旧柏バカ一代
36
隣国が魔王軍に敗退してしまった。その戦禍から逃れるために多くの難民が国境に押し寄せて来た。その難民を王都近くに誘導するために、子爵の主人公は護衛部隊の一部を指揮する事になるのだが、、魔獣が襲って来て難民と騎士達が協力して撃退する。その時の作戦立案と、他の内政的な話も主人公はベテランの官僚のように話について来て、さらに新しいアイデアを提案して来る。それが面白いと皇太子はより一層、主人公に仕事を振ってくる。それに応えながらも何となく2022/09/25
真白優樹
16
魔物に滅ぼされた隣国から向かってくる難民の救援に向かう中、マゼルが初陣を迎える今巻。―――それぞれの場所で潜り抜ける死線、その先は未知なる物語。 前巻と今巻で一セット、と言わんばかりにヴェルナーがマゼルをお膳立てし、マゼルが勇者として初陣を迎える今巻。更に骨太、現実的な面白さが見えてくる中、本格的な物語の始まりとなる巻である。道筋があるマゼル、全く無いヴェルナー。その裏、邂逅を待つのはマゼルの妹。果たして歩き出したシナリオは、脚本家の都合を粉砕することは出来るのか。 次巻も須らく期待であるべし。2022/09/24
蛇の婿
15
1巻冒頭の砦奪還のエピソード回収。相変わらず考察が面白い。ネットに上げられたものに大幅加筆があり、その辺も楽しく読了。…ヘルミーネとの接点を主人公に好意、尊敬の念を抱く形で多くしているのは伏線かな?楽しく読了。2023/06/29
dorimusi
14
隣国滅亡したので発生した難民の受入れ護送。あと、王都での放火事件。2024/05/20
尚侍
13
とっても面白かった。初巻と比べると主人公の活躍の幅が広がり、勇者ではないものの十二分に有能な貴族という立ち位置になりつつありますが、本人がそれを認識しておらず生真面目に仕事をしているのがいいですね。前回も唸らされた作者の歴史に対する知識は今回も健在で、個人的にはこちらも楽しみに読んでいるのですが、ラノベとしてみるとやや説明過多かなと感じる部分もあったので、このあたりはバランスが難しいですね。最後に大きな伏線が張られたことで次巻の冒頭がどうなるか非常に気になります。2022/10/02