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出版社内容情報
どこまでも黒い。全部がおかしい。
クザクはジャンボに斬殺された。
セトラは大黒鷲に無残にも食い千切られた。
鉄血王国から逃亡を図るハルヒロたちに突きつけられた絶望。
どうしようもなかった。
受け容れるしかなかった。
“彼女”だけは抗った。
抗ってしまった。
その身の内に眠っていた“不死の王”が目覚め、世界はその有り様を激変させる。
そして、黒き世界腫がグリムガルを蹂躙し、侵蝕してゆく。
混乱を極める状況の中、辺境軍が、冒険者たちが、あらゆる種族が、死んだはずの者たちまでもが、行動を開始する。
生き延びるため。
己の望みを叶えるため。
漆黒に染め上げられようとする世界で、各々の冒険譚が紡がれていく――。
内容説明
クザクはジャンボに斬殺された。セトラは大黒鷲に無残にも食い千切られた。鉄血王国から逃亡を図るハルヒロたちに突きつけられた絶望。どうしようもなかった。受け容れるしかなかった。“彼女”だけは抗った。抗ってしまった。その身の内に眠っていた“不死の王”が目覚め、世界はその有り様を激変させる。そして、黒き世界腫がグリムガルを蹂躙し、侵蝕してゆく。混乱を極める状況の中、辺境軍が、冒険者たちが、あらゆる種族が、死んだはずの者たちまでもが、行動を開始する。生き延びるため。己の望みを叶えるため。漆黒に染め上げられようとする世界で、各々の冒険譚が紡がれていく―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なつきネコ@中学入学した化け猫
36
なるほど、ここまですさまじい話なのか。最終章らしい圧巻。まさか、ここで単語だけの存在がでてくるとは、よく考えれば当然だし当たり前だ。まさかメリイが、しかも、こんなに表にでてくるとは。ハルヒロが壊れかけるのもわかるし、ランタもハルヒロには少し甘い。クザクとセトナが生きていたのはホッとできるのかな。むしろ、これからが心配になる。いろいろと話が飛び読みにくかった。トキムネとかレンジがカッコいい。ジン・モーギスの汚らしい設定も、泥の中を這いずり回る悪役でいいな。ユメが本当に癒しで女神すぎだ。ハルヒロうらやましい。2024/10/31
よっち
27
クザクは斬殺されセトラも無残に食い千切られ、鉄血王国から逃亡を図るハルヒロたちに突きつけられた絶望。それに抗った彼女の内に眠っていた不死の王が目覚め、世界はその有り様を激変させる第十九弾。グリムガルを蹂躙し侵蝕してゆく黒き世界腫。混乱を極める状況の中で辺境軍や冒険者たち、あらゆる種族が、死んだはずの者たちまでもが行動を開始する中で、クザクやセトラのこれはどうなっちゃうんでしょうね…ついにここまで来てしまったか感もありますが、あまりにも多くのものを失いながらどうにか動き出したハルヒロたちの今後の展開に期待。2022/07/25
サケ太
17
あがががががが。怖い。恐い。この物語はどこに行くっていうんだよ。どこに連れて行ってくれるのか。恐ろしいフラグがいくつも乱立する。非常に面白いが、続きを読むのが怖い。2022/09/01
げんごろう
12
絶望的な展開が続きすぎていてソレに耐性が付いてきたのか、今巻は割と平和だなぁと感じていました(笑) 色んなキャラ視点で描かれていましたが個人的にはクザクとセトラの動向が気になります。 挿絵のあの表情最高でした。 次巻からはまたヒリヒリする展開に期待です。2022/07/09
じお
10
★★★★☆ ついに姿を現した不死王、その力の余波は世界全体に及び、黒き世界種が侵食を始める、何もかもが終わりゆく世界でハルヒロは何を思うのか、大分期間が空いたので色々忘れ気味な異世界冒険譚第19巻。面白かったです、良く悪くも薔薇マリの終盤を思い出す展開、だがこちらにはどうにかしてくれそうな切り札的な存在がいないので、絶望感は上かも。どうにかはするんだろうけど、そこまでの行程も光明も見えない。M野郎だったクザクもすっかりヤンホモ変態サドになるし、セトラサンは元々Sっ気あったのが更に極まってそうだし。→2025/05/09