ＯＶＥＲＬＡＰ ＮＯＶＥＬＳ 現代社会で乙女ゲームの悪役令嬢をするのはちょっと大変〈４〉

二日市 とふろう【著】/景【イラスト】

オーバーラップ（2022/12発売）

• サイズ B6判／ページ数 309p／高さ 19cm
• 商品コード 9784824001658
• NDC分類 913.6
• Cコード C0093

出版社内容情報

君には、資格が無い

現代社会を舞台にした乙女ゲームに転生した悪役令嬢・桂華院瑠奈。
アメリカで起きた同時多発テロ事件を機に、世界情勢は加速の一途をたどっていく。
ヘッジファンドの攻勢も強まり、各企業の目も厳しくなりつつあるなかで、それでも瑠奈は攻めの姿勢を崩さない。
急成長を続ける桂華グループは、国内からも統制を求められ、企業再編の対応に追われてしまう。
それぞれの思惑が絡み、小さな女王はその渦中の人となり対処するが――。
「君には資格が無いと言いたいのだよ。私は」
恋住総理の容赦ない攻撃に翻弄される瑠奈の、数少ない味方が切り崩されていく。
そして瑠奈は知る――突き進んだ果てに、何が起ころうとしていたのかを。
『それ』を起こさないために、どれだけの大人に守られていたのかを。
現代悪役令嬢による日本再生譚、第４幕！

内容説明

現代社会を舞台にした乙女ゲームに転生した悪役令嬢・桂華院瑠奈。アメリカで起きた同時多発テロ事件を機に、世界情勢は加速の一途をたどっていく。ヘッジファンドの攻勢も強まり、各企業の目も厳しくなりつつあるなかで、それでも瑠奈は攻めの姿勢を崩さない。急成長を続ける桂華グループは、国内からも統制を求められ、企業再編の対応に追われてしまう。それぞれの思惑が絡み、小さな女王はその渦中の人となり対処するが―。「君には資格が無いと言いたいのだよ。私は」恋住総理の容赦ない攻撃に翻弄される瑠奈の、数少ない味方が切り崩されていく。そして瑠奈は知る―突き進んだ果てに、何が起ころうとしていたのかを。それを起こさないために、どれだけの大人に守られていたのかを。現代悪役令嬢による日本再生譚、第４幕！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[岡本]

Kindle。主人公が前世知識を基に準備していたイラク戦争は思わぬ方向へ向かう事となり、周囲の大人達は善意を以って主人公を止めにかかる。肥大化した桂華グループと歩みを止めて主人公の行く末とは。次巻も楽しみ。

2024/03/18

[サケ太]

うぉぉぉぉぉぉぉ。時代が。時代が憎い。時代というよりも、時間か。時代と経済を終えて非常に面白い作品。主人公のこれからが気になりすぎる。

2023/01/05

[ささきち]

ここまで誰かを救う為にしてきた瑠奈をボゴボコにして敗北させて何がしたいんだよ！と最初は噛みつきたかったのだが大人達が絶対に瑠奈を関わらせないようしてきた最後のラインが人殺しだと言われたらもう何も言えないじゃん…。もう止めようがない所まで行った所で瑠奈にサインをしろと迫ってきていたら瑠奈は壊れてしまったよね？とギリギリ踏みとどまってもこれだと思ってしまうわけよ。Webは知らんが荒れたようだがこれは受け入れられる敗北やろ？瑠奈がいなくなっても戦争は続くし瑠奈の金を現金化する為に生み出した会社も大きくなりすぎて

2023/03/28

[餅屋]

シリーズ４冊目▲同時多発テロ事件を機に世界情勢は加速の一途。恋住総理の容赦ない攻撃に翻弄され、味方が切り崩されていく▼改変された歴史の上に、再現される２１世紀初頭のゲーム世界。つじつま合わせが楽しすぎて夢中になりますね。打つ手は着実ですが、桂華鉄道HDだけは趣味だよね？石川信光先生の写真展のイベント写真は見たい！ディプロマシーの国割がキャラに合いすぎ！香港で駆け抜ける黄金旅程に感動！と小ネタも満載。攻略キャラの成長が著しく心持も理解できて良き。蛍ちゃんに賭けた上で独り言を吐く岡崎が最後の頼り（2022年）

2023/01/21

[うめいち]

時代を振り返る意味でも読む価値のあるシリーズだと思います。本来、振り返って初めて、いろいろなものが見えてくる。それを最初からわかっていて、子供の身で足掻いている切なさ。国際政治が絡んできて、ゲームではない残酷なリアルを突きつけられて…。それでもなお、次巻での逆転を期待したいところなのです。結末は約束されているとしても。私的評価は★★★★。

2023/01/10