- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > オーバーラップ文庫
出版社内容情報
新たなる「カースト」によるトラブル勃発!?
「――あたし達って、もう付き合ってる意味なくない?」
カーストトップに君臨する超絶リア充・月村響(つきむらひびき)の活躍によって、クラスのオタク女子・桐谷羽鳥(きりたにはどり)をめぐる騒動は一応の解決を見せる。
だがそれも束の間。
西野夢瑠(にしのゆめる)の帰国を知った牧田奏(まきたかなで)による「響との恋人解消宣言」。
それは多くの女子生徒たちを、響を巡る恋のさや当てへと駆り立てた。
そんな中、薬師寺(やくしじ)ココとともにオープンスクール実行委員となった響だが、そのイベントでもまた「カースト」にまつわる混乱が発生しそうになり……?
カーストに反旗を翻したリア充による青春ラブコメ、第2幕!
内容説明
「―あたし達って、もう付き合ってる意味なくない?」カーストトップに君臨する超絶リア充・月村響の活躍によって、クラスのオタク女子・桐谷羽鳥をめぐる騒動は一応の解決を見せる。だがそれも束の間。西野夢瑠の帰国を知った牧田奏による「響との恋人解消宣言」。それは多くの女子生徒たちを、響を巡る恋のさや当てへと駆り立てた。そんな中、薬師寺ココとともにオープンスクール実行委員となった響だが、そのイベントでもまた「カースト」にまつわる混乱が発生しそうになり…?カーストに反旗を翻したリア充による青春ラブコメ、第2幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐治駿河
43
「彼女たちのメシがマズい100の理由(スニーカー文庫)」と同じ著者が書かれた作品なのですね。あの時とはかなり作品の雰囲気が異なりますが、こちらの作品も面白いです。今作は、内容はリアルよりのラブコメです。スクールカーストを題材にしていますので、おじさん読者の私には少し縁遠い部分がありますが、このスクールカースト上手く物語に組み入れて物語が進行していきます。なかなか面白い展開です。内容的には完結はしていませんが、2巻が刊行後からかなり時間が経過していますので、この物語はここまでなのでしょうね。残念です。2025/05/30
芳樹
40
【BW】奏が響への別れを告げたことで彼を巡る恋のさや当てが勃発する中、オープンスクール実行委員となった響がその運営を任されることになるのだが…。愛の告白、委員就任、委員会での発言、全てにおいて「カースト」が影響することを示した今回。カーストクラッシュに向けて、カーストの弊害の実例を明らかにするとともに、それに立ち向かう響の熱意と方針が改めて示されたと思います。そして、カーストに忖度しない『彼女』からの告白を受けて響はどう動くのか。冒頭で語られた夢瑠との関係の行方を含め、続きが大いに気になります。2022/03/25
オセロ
32
衝撃の関係が明らかになった響と奏がとある理由から別れた結果、告白ラッシュに合った響がオープンスクールの実行委員長になる今回の物語。 カースト上位の人しか告白が許されない現状、オープンスクールの会議の意見が採用されない空気などに響が辟易しているところに出会ったある悩みを抱える少女。 結果的にカースト制度に悩む少女を助けることに成功したものの、前回のようなカーストクラッシュには至らず。その一方でカースト上位に位置するも、カースト制度に囚われない異色の少女からの告白という驚きのラスト。次巻も楽しみです。2022/03/27
よっち
29
月村響の活躍で一応の解決を見せたクラスのオタク女子・桐谷羽鳥をめぐる騒動。しかし西野夢瑠帰国を知った牧田奏による恋人解消宣言で、多くの女子生徒たちが動き出す第二弾。突然フリーになってしまった途端、何度も告白されるようになった響の困惑。激変する空気と計算し尽くされた告白には苦笑いでしたけど、オープンスクール実行委員の閉塞する雰囲気を少しでも良いものにするために、うまく意見を吸い上げて活用してみせて、秩序に絶望しかけていた少女を救う響がなかなか良かったですね。それにしても響を巡るカオスはまだまだ続きそうです。2022/03/23
まっさん
27
★★★☆ 一巻のエピローグで衝撃の事実が明かされた今作。個人的にあまり好みの展開ではなかったので続きを買うか迷っていましたが、結果的に購入しておいて良かったなと思わされる読後感でした。 今巻では表紙のココに焦点が当てられるのかと思いきや、安定のカーストトップをひた走る月村を軸にストーリーが展開されており、学園要素が強く描かれている割に非現実感を強く感じさせられるので、この辺りは好みが別れるのかなと。 一巻に引き続き衝撃的な引きを見せた今巻ですが、果たして3巻は刊行されるのか。この終わり方で、しかも件の→2023/02/10