内容説明
「女ことば」「男ことば」を越えて。日本語のジェンダー研究の新たな地平。
目次
第1部 「女ことば」「男ことば」とジェンダー(〈女ことば〉文末詞の規範化 明治中期から昭和前期(佐竹久仁子)
ジェンダーに関わるステレオタイプ的な表現の文法論的・文体論的検討(森山卓郎)
ことばが肉体を越えるとき(金水敏)
寿岳章子 ジェンダーの視点による女のことば研究の先駆者(遠藤織枝))
第2部 現代日常会話とジェンダー(埋め込まれる声 話法とジェンダー(甲田直美)
コーパス基盤型性差研究の方法論 男女大学生の会話に見る性差をめぐって(石川慎一郎)
終助詞に見られる男女差の実態とその経年変化『昭和話し言葉コーパス』『日本語日常会話コーパス』を活用して(小磯花絵)
聞き手に対する敬語行動の男女差(荻野綱男)
LINEの中のジェンダー若者の言語意識と実態(三宅和子))
第3部 地域言語とジェンダー(方言使用地域における文末表現と自称詞の男女差の今 岡山市と鶴岡市の場合(尾崎喜光)
高知県幡多方言の呼称のバリエーションと性差 高年層話者の談話を資料として(高木千恵)
ジェンダーの視点からみた大阪若年層の言語実践 文法項目を対象に(上林葵)
親族語彙の変容から見る地域社会のジェンダー観とその再構築(日高水穂))
第4部 古典語とジェンダー(平安貴族の言葉遣いにおける傾向的性差 「な~そ」の用法の歴史社会語用論的解釈の試み(森山由紀子)
『今昔物語集』における「女」と「男」の非対称性(田中牧郎)
近世後期洒落本から考えることばの性差 自立的機能語を中心に(森勇太) ほか)
著者等紹介
森山由紀子[モリヤマユキコ]
同志社女子大学表象文化学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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