目次
初期作品1 比喩をなぜ用いるのか
初期作品2 比喩をどのように表現するか
「羊をめぐる冒険」比喩をどのように理解するか
「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」比喩はどのような世界を描くか
『ノルウェイの森』リアリズムにとって比喩とは何か
「スプートニクの恋人」文体にとって比喩とは何か
「赤頭巾ちゃん気をつけて」庄司薫の比喩とどこが違うのか
『神の子どもたちはみな踊る』比喩はどのように成り立つか
『中国行きのスロウ・ボート』なぜタイトルは比喩になるのか
「騎士団長殺し」比喩とは何か
「1973年のピンボール」比喩を英訳するとどうなるか
『恋しくて』比喩を和訳するとどうなるか
「アンダーグラウンド」比喩するとはどういうことか
『村上春樹 読める比喩事典』比喩に何を用いるか
著者等紹介
はんざわかんいち[ハンザワカンイチ]
半沢幹一。1954年、岩手県生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。共立女子大学名誉教授。表現学会顧問。専門は日本語表現学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Go Extreme
1
比喩もどき概念:通常比喩と異なり意味宙吊り 解釈猶予 たくらみ 村上比喩特徴:死んだ比喩蘇生 多様分野引用 価値落差 世界の終り HBW:二物語の比喩差-感覚意識vs修飾多 ノルウェイの森:リアリズム志向 比喩凡庸反復的 テーマ内面化疑問 文体と比喩:ナチュラルヴォイス重視 翻訳文体 ぼく語り影響 タイトルとテクスト:短編タイトル先行 比喩関係 刺激反応 騎士団長殺し:タイトルめぐる冒険 翻訳比喩:恋するザムザ独自比喩 共通傾向 ペルソナ意識 結論:比喩もどき等多様試み 解釈余地 感覚重視 作品ごと変化2025/04/17