目次
序章 副詞の歴史的研究における課題
1 副詞の歴史と文法変化(「そろそろ」の史的変遷;叙法副詞「なにも」の成立;近世における「どうも」の展開;「どうやら」の史的変遷)
2 副詞の歴史と日本語の時代的動向(「ひょっとすると」類の成立と呼応の分化;「どうぞ」の史的変遷と行為指示表現の歴史;前置き表現から見た行為指示における配慮の歴史;感謝・謝罪に見られる配慮表現「どうも」の成立とその普及)
3 副詞の歴史的研究から日本語文法史研究へ(副詞から見た古代語と近代語;副詞の歴史から見えてくること―まとめと今後の展望)
著者等紹介
川瀬卓[カワセスグル]
1981年生まれ。福岡県福岡市出身。九州大学大学院人文科学府博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。弘前大学人文学部講師、同人文社会科学部講師を経て、2019年4月より白百合女子大学文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。