出版社内容情報
高橋 幸平[タカハシ コウヘイ]
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久保 昭博[クボ アキヒロ]
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日高 佳紀[ヒダカ ヨシキ]
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内容説明
人はなぜ虚構の物語にリアリティを感じるのか。フィクションとファクトの境界はどこに引かれるのか。分析美学の影響下に、ポスト構造主義以降の文学・芸術理論を形成しつつあるフィクション論。欧米の主要な理論的アプローチを概観しながら日本独自の「フィクショナリティ」を照射し、近現代小説の新たな読みを提案する。
目次
第1部 フィクション論の争点(フィクションと世界―指示の理論と可能世界;フィクションの語法―虚構性指標をめぐって;フィクションと社会―契約/違反のパラダイム;フィクションの経験―認知・情動・没入)
第2部 フィクション論は日本文学をどう読むか(フィクショナリティの在処;フィクションの作用;交錯する虚実;リアリズムを超えて)
著者等紹介
高橋幸平[タカハシコウヘイ]
同志社女子大学表象文化学部准教授、日本近現代文学
久保昭博[クボアキヒロ]
関西学院大学文学部教授、文学理論・フランス文学
日高佳紀[ヒダカヨシキ]
奈良教育大学教育学部教授、日本近現代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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