目次
第1部 言語研究におけるモビリティの視点(モビリティ、21世紀に問われる社会言語学の課題;言語の融合と分離)
第2部 移動と定住をめぐる言語コミュニティの形成と変容(朝鮮学校コミュニティにおける韓国朝鮮語―移動しない子供たちにとって民族語を使う意味とは;ハワイ語の再活性化における話者性―第二言語使用と混血;多言語社会ブータンの下町市場にみる共生の言語動態―「第3の媒介言語」の起用と「仲介者」の機能;台湾語における文字選択と「台湾意識」)
第3部 モバイル・ライブズの多様な言語実践(多文化社会への移動によるリテラシー問題―オーストラリア香港系移民の事例を通して;中国朝鮮族の言語をめぐる選択と戦略―地域差と性差を中心に;国境を越える緑月旗の記号的役割―日豪のパキスタン料理店に見られる凡庸なナショナリズム;言語ポートレートから見る多層アイデンティティ―「アイデンティティの戦争」から複言語使用者へ)
著者等紹介
三宅和子[ミヤケカズコ]
東洋大学名誉教授。専門は社会言語学、メディア論、語用論
新井保裕[アライヤスヒロ]
文京学院大学外国語学部准教授。専門は社会言語学、韓国朝鮮語学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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