内容説明
第一次世界大戦、ノーベル化学賞、敗戦、ナチス政権、スイス亡命…激動の時代の中、祖国と友人、門下生達に愛情をそそぎつづけ、日本の天然物化学の発展にも大きな影響を与えたユダヤ系ドイツ人化学者の生涯。
目次
私の先祖
カールスルーエでの幼年時代
ニュールンベルクでのギムナジウム時代
大学生時代
大学教師への道
アドルフ・フォン・バイヤーの回想録
私の結婚
チューリッヒにおける教授時代
ベルリン‐ダーレムのカイザー・ヴィルヘルム研究所において
フリッツ・ハーバーの思い出に
ミュンヘンにおける教授時代
退職後
著者等紹介
高尾楢雄［タカオナラオ］
１９２７年１０月２０日大阪生まれ。１９４９年第三高等学校理科卒業。１９５２年京都大学医学部薬学科卒業。１９５３年神戸女子薬科大学助手。１９６３年～１９６５年フンボルト留学生としてドイツ滞在。１９９２年神戸女子薬科大学定年退職。現在、神戸薬科大学名誉教授。薬学博士
高尾佐知子［タカオサチコ］
１９３２年和歌山県生まれ。１９５４年神戸女子薬科大学卒業。１９５４年～１９７１年神戸女子薬科大学勤務、その間夫と共に２年間ドイツ滞在。薬学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
