内容説明
本書は、北里大学医学部を定年退職した後、教養部で行った講義のノートをまとめたもの。その意図は、社会に出た際に、社会人としての常識の中に、あるいは、年代の違う人との交流、生活あるいは体調の違う人との接触においては、他人の死生観を理解しておく必要があるとの考え方による。
目次
子捨ての話
親か子か
人間は死の病を前にして如何に行動をするのか
来世
芸術至上主義と死
怨霊、生霊、霊の離脱と復帰、変身など
神仏に祈る
娘の自殺(万葉集から)
殉死と主従関係
自殺幇助
心中
天国の鍵 鎮魂 祈り 冥福 因果応報 審判
人造人間と人間
人間形成と死
終章
著者等紹介
設楽哲也[シタラテツヤ]
昭和6年神奈川県平塚生まれ。東京大学医学部卒。東大助教授を経て北里大学助教授(医学部耳鼻咽喉科学)、定年退職後北里大学名誉教授
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